米9月鉱工業生産指数予想
本日、米国の9月鉱工業生産指数が発表されます。この数値はFRBが公表し、各地区の細かい数値もありますので、製造業の動向を見る上で1つの材料になっています。また同時刻に設備稼働率も公表されます。
前回8月は予想+0.2%に対して+0.6%の高い数値になりました。7月(▼0.2%)の反動と思われます。しかしながら、9月は再度▼0.2%と水面下の予想になっています。予想レンジの最下限は▼0.7%ですので、もしここまで行くと、前日の9月小売売上高(前月比▼0.3%)が悪かっただけに影響も大きくなりそうです。
(今回予想2019年10月17日11時現在)
鉱工業生産とNY連銀製造業景況指数(黒より右側が今回発表値)
上図はNY連銀製造業景況指数(以下NY)と鉱工業生産指数(以下IP)を合わせたチャートです。NYは10月分まで発表されており、予想1を上回る4となりました。しかしながら、チャート見るとオレンジ色のIPはたいした回復になっていません。
この2つの相関性が比較的高く、NYは先行指標ですので、IPは追随する可能性があります。その意味で今後もあまり芳しい数値を予想し難くなっています。
(ご参考)今日の米国経済指標(発表は全て21時30分予定:日本時間)
ユーロドルは1.08〜1.1050米ドルにあるユーロ安トレンドを今週から上に抜け始めています。短期のユーロ安が変化を始めています。1.1110〜20米ドルにある抵抗線を上抜けて終わると再確認できます。下値は1.0990〜1.10のサポートが強くなっており、今週末の終値で1.0990米ドル未満にならない限り、ユーロは底固く戻り高を狙える状況です。
来週木曜日にECBの政策金利、30日にFOMC開催と欧米で金融政策の発表を控えていますが、その前に1.0990〜1.1120レンジのどちらかに抜けるのか試されています。
(2019年10月17日13:00、1ユーロ=1.1078ドル)
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