N$シカゴポジション(2019年10月8日現在)

前々週まで2週連続で総枚数7万枚(3週前の7万8600枚が近年で最大)越えていましたが、さすがにポジションを手仕舞いしてきました。

N$シカゴポジション(2019年10月8日現在)

シカゴポジション(CME)200

シカゴ先物市場における、いわば投機筋と呼ばれる市場参加者の建て玉で、ロングとショートの差し引きで現在どの様なポジションに傾いているのかを判断するものです。

シカゴポジション(CME)200

主要通貨ポジション(単位:枚)(2019年10月8日現在の数値)

ロング/ショートは左側通貨から見たもの。ネットポジションで▼数値は左側通貨がショート、+数値は左側通貨がロングを表しています。

通貨単位(1枚当たり):豪ドル/米ドル=100,000豪ドル、NZドル/米ドル=100,000NZドル

シカゴのNZドルポジションは、ショートの最高枚数だった前々週からポジション調整をしました。ネットショートを4,300枚減らし、38,200枚になりました。内訳はロングが1,700枚減、ショートが6,000枚減で、総枚数は67,000枚となりポジション調整をしてきました。前々週まで2週連続で総枚数7万枚(3週前の7万8600枚が近年で最大)越えていましたが、さすがにポジションを手仕舞いしてきました。NZドルは総枚数7万枚越えが1つの目途になりそうです。

下図チャートを見ると、赤いNZドル安トレンドラインの下限で綺麗に止まり、少し反発しています。前々週が0.6240米ドル付近で、前週は0.6225米ドル、今日は0.6210米ドルになります。今日の終値で維持できるか否かを注目します。

実際のNZドル米ドル相場は、0.6260米ドルのサポートを切ってから、現在は短期的に逆ヘッド&ショルダー(H&S)を形成しており、右肩を狙う構えになっています。0.6265〜70米ドル付近がそのサポートになります。もし右肩を壊す流れになると、0.6240、0.6200〜10米ドルのサポート狙いになり、H&Sは無くなります。終値ベースの赤の下限サポートラインでも0.6210米ドルにあるので、ここは強くなっています。

上値はネックラインが0.6450米ドルにあり、この途中の0.6350〜60米ドルの抵抗線を越えると、0.6450米ドルが見えてきます。先週のNZドル買戻しが単に一時的綾戻しか、今週以降も買戻しが続くのか、今日のNY終値である程度判断できると思われます。0.6350米ドルの抵抗線に近付くのか、0.6210米ドルに近くなるのかで判断します。
(1NZドル=0.6296米ドル、10月15日14:45)

シカゴポジション(CME)200 2枚目の画像

シカゴNZドルポジションと締日終値のチャート

直近から過去60回分を掲載したチャートにしたものです。棒グラフ(青)はネットポジション(左目盛)、折れ線(オレンジ)は締日のNY終値(右目盛)になっています。

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