シカゴポジション(CME)200
シカゴ先物市場における、いわば投機筋と呼ばれる市場参加者の建て玉で、ロングとショートの差し引きで現在どの様なポジションに傾いているのかを判断するものです。
主要通貨ポジション(単位:枚)(2019年10月8日現在の数値)
ロング/ショートは左側通貨から見たもの。ネットポジションで▼数値は左側通貨がショート、+数値は左側通貨がロングを表しています。
通貨単位(1枚当たり):豪ドル/米ドル=100,000豪ドル、NZドル/米ドル=100,000NZドル
シカゴの豪ドルのポジションはネットショート5,300枚減の47,000枚となり、前々週に積み上げた5,400枚分を丁度整理した形になっています。ネット残高の目安である5万枚を再度割り込んできました。内訳はロングが3,600減、ショートは8,900枚減で、総枚数では12,500枚減と、かなりのポジションを減らしています。前々週までの合計ポジションが約15万枚弱で、今年6月の15万1000枚に次ぐポジションでしたので、やはりリスクを低減した模様です。総枚数15万枚は1つの目途になりました。
チャートを見ると、青の棒グラフであるポジション残高推移は今年8月をピークにして、トレンドとしては豪ドルショートを低下傾向になっています。締日8日の終値が0.6728米ドル、現在は0.6773米ドル付近ですので、このまま行けば今日の締日でもポジションを減らしている可能性が高くなりそうです。
実際の相場は、0.6665〜0.6965米ドルの豪ドル安トレンドラインは今現在も維持しています。先週の底値は0.6710米ドルで、今年8月以降4回止められている0.6672〜88米ドルのサポートゾーンまではトライできず、上値は0.6810〜20米ドルの抵抗線に跳ね返されています。短期的にはまだ豪ドル安の中で戻り高を狙っている形で、0.6710〜20米ドルを切らない限りは、0.6810〜20米ドルをトライできる中にいます。
従い、今週は0.6710〜0.6820米ドルレンジ中心で行き、上限を越えたら、0.6850〜60、0.6890〜0.69米ドルの抵抗線狙いとなり、下限が切れたら0.6672〜88米ドルのサポートゾーンを試す流れになりそうです。レンジ幅は100ピップス以上ありますので、週内でレンジを抜くのは難しいかもしれません。
(1豪ドル=0.6773米ドル、10月15日14:45)
シカゴ豪ドルポジションと締日終値のチャート
直近から過去60回分を掲載したチャートにしたものです。棒グラフ(青)はネットポジション(左目盛)、折れ線(オレンジ)は締日のNY終値(右目盛)になっていま
オーダー/ポジション状況
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