トルコリラ円ショートコメント
まず、先週の振り返りですが、下方向への短期方向転換を考え「18.50レベルをサポートに19.05レベルをレジスタンスとする週」を見ていました。実際のレンジは、安値が18.71レベル、高値が19.11レベルと依然として上昇トレンドの中での推移を続ける強さを見せました。
先週のトルコリラ円は、大きな材料は無かったとはいえ、国連総会に出席していたエルドアン大統領とトランプ大統領の会談は実施されなかったようですが、逆に悪材料が出なかったことで積極的な売りにもつながらなかったというところだと思われます。
今週ですが、経済指標関連では月曜に貿易収支の発表、そして火曜に製造業PMI、木曜にはCPIと注目度の高い指標が連日発表されます。特に今後の金融政策を占う意味でもCPIに注目されますが、予想はなんと9.8%と一桁予想となっています。今後の一段の金融緩和へのきっかけとなる可能性があります。
また政治面では月曜に国家安全保障会議があり、ここではシリア問題が話されると考えられます。安全地帯については米国との関係もありますので、念の為注意しておきたい材料です。
テクニカルにはどうでしょうか。いつもの4時間足チャート(上からトルコリラ円、ドルトルコリラ、ドル円)をご覧ください。
4時間足(上からトルコリラ円、ドルトルコリラ、ドル円)
これだけ底堅いと、短期とはいえ下降トレンドへの転換から宗旨替えして上昇トレンド継続を考えざるを得ませんし、3週連続で高値となっている19.11レベルを上抜けたら、テクニカルにはかなり強い動きを考えざるを得ないでしょう。
今週はテクニカルに上昇継続、高値追いの動きを考え、18.75レベルをサポートに19.25レベルをレジスタンスとする流れを見ておきます。
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