ユーロドル 年初来安値を再更新(9/2夕)

週明けの東京市場でユーロドルは安値圏での推移。

ユーロドル 年初来安値を再更新(9/2夕)

ユーロドル 年初来安値を再更新

週明けの東京市場でユーロドルは安値圏での推移。
先週末海外市場でユーロが下落した流れを受けて、朝方から1.1000を割り込んで始まったユーロドルは、日中は1.0980-0997のレンジで横ばい推移しましたが、夕刻欧州勢参入後に下げ幅を広げ一時1.0958と2017年5月以来2年4か月ぶりの安値をつけ、東京時間19:30現在1.0966レベルでの取引です。

先週末はアジア時間からユーロがじり安推移していましたが、欧州中銀の金融緩和観測の強まりや、英国の突然の議会休止とそれに対する反発、早くも政策をめぐり不協和音が聞こえ始めたイタリアの新連立政権の先行き不透明感、米長期金利の下げ止まり等を材料に、海外時間にもユーロ売り圧力が強まりました。
そして夜半に節目とみられていた年初来安値1.1027をつけると、そのままの勢いで1.1100も下抜けて1.0963の安値をつけた後1.0985レベルでの越週となりました。

ユーロドルは先週末の下げで年初来からの緩やかなユーロ下落トレンドの下限
(チャートの緑部分)も下抜け、もう少し時間を戻しての昨年8月からの下落トレンドの下限付近で推移。といってもその下限のラインも本日1.0933レベルであまり余裕はありません。
この水準を下抜けると2017年初の安値1.0341から2018年2月の高値1.2555までの上昇の76.4%戻し1.0863あたりを目指す動きとなりそうです。

一方でユーロドルは上記のトレンドの下限に接近している他、年初来安値更新や1.10割れの達成感もあり、また、多分偶然ですが先週末の安値1.0963は既に忘れかけていた今年6-7月に形成されたヘッドアンドショルダーの目標値とも一致するなど、下げに一服感が出てもおかしくない水準でもあります。

いずれにせよユーロドル相場が正念場を迎えていることは間違いなく、特に今晩の薄い市場での値動きには十分な注意が必要です。

ユーロドル 年初来安値を再更新

ユーロドル週足

ユーロドル 年初来安値を再更新 2枚目の画像

ユーロドル日足

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