オーストラリア 7月小売売上高予想
明朝10時30分に豪州の7月小売売上高が発表されます。6月は予想+0.3%に対し結果は+0.4%となり上回りました。今回は前月より低下予想になっており、この分を加味した下図チャートを見ると、移動平均線は若干上向きになっていますが、低位安定といったところです。
また今回の数値は第3四半期最初の数値で重要ですが、過去の7月(チャート○印)を見ると、2015年が+0.1%で、2016年〜2018年は不思議と全て0.0%で、伸びがありません。
今回の予想レンジはマイナスもあり、場合により失望となる可能性もあるので、豪ドルが弱い中で注意が必要です。但し、3時間後には中銀金融政策の発表があるので、この小売売上高だけで反応する可能性は薄くなりそうです。
なお、豪州中銀は前回の金融政策の中で、「国内での主要な不確実性は消費の見通し」と分析していますが、2019年1Qの小売売上高平均が+0.4%、2Qが僅か+0.1%ですので、この意味からも3Q最初の数値は注目されます。
(9月2日14時00分現在)
小売売上高
(2019年6月迄、青:前月比伸び、オレンジ:6ヶ月移動平均、赤:ゼロ、黒い線より右は2019年7月予想値を加味)青の○印は各年7月の数値です。
(2019年9月2日16:10、1豪ドル=0.6730米ドル)
オーダー/ポジション状況
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