オーストラリアの第2四半期GDP予想
明日、豪州の第2四半期GDPが発表されます。今回の予想も大きく回復しておらず、移動平均線はやっと底を打った程度になっています。
(今回発表予想)9月3日9時現在
(上)豪州のGDP推移(前四半期比ベース):2Q予想値を加味、○印は各年2Q
(下)前年比ベース:2Q予想値を加味、赤い線は2013年最低の1.9%
前回の1Qは前期比、前年比共に予想通りでした。今回の2Qは前期比でやや改善、前年比は2018年2Qの数値が良かったことから、大幅な低下になっています。
上図で2011年以降、前年比ベースでは2013年2Qの1.9%が最低で、しかも2018年までは全て上回っていましたが、2019年1Q以降は水面下となっています。
2018年2Qをピークに下降トレンドもまだ回復できず、豪州中銀指摘の景気鈍化を物語っています。
このGDPは、3日の中銀金融政策後に発表されますが、仮に中銀が金利据え置きしても、このままでは先々の追加緩和を打ち消す材料になりそうもありません。
豪ドル米ドル相場は、金融政策前に豪ドル安トレンドラインのサポートぎりぎりの水準(0.6700〜10米ドル)で彷徨っています。今日の金融政策で当面の底値になるか、新たな下値模索になるか、判明しそうです。
(9月3日10:15、1豪ドル=0.6702米ドル)
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