ユーロドル 東京時間に本日も年初来安値更新
3日の東京市場でユーロドルは下落。朝方は1.0970レベルで取引されていましたが昼前に1.0931の年初来安値をつけ、東京時間18:30現在も1.0940-45の安値圏で推移しています。本日日中ドル円が小動きであったこともあり、ユーロ円も一時115.87をつけてこちらも年初来安値更新となっています。
8月はトランプ大統領と米中関係に振り回され、やや蚊帳の外の感のあったユーロドルでしたが、潜在的には欧州圏の相対的な経済力の弱さや英、伊の政治問題等のユーロ売り要因が蓄積していたものと思われます。それが9月に入り、ECB理事会が近づくとともに緩和観測が意識され、イタリアの政局不安や英国のEU離脱問題にかかわる各事象もいよいよ顕現化し始めたことにより、一気ユーロ売りが強まった形です。
テクニカルにはユーロドルは昨年8月からの下降トレンドの下限でかろうじて下げ止まった状況です。ただここから先は昨日指摘したフィボナッチの76.4%戻し(1.0864)程度しかサポートポイントが見あたりません。チャート上には久々に例のラクダらしきものも現出しつつあり(?)、前回のラクダの嘔吐(18/5/9)が以後20日間にも及んだ記憶も新しいだけに、さらなるユーロの下落リスクには警戒が必要です。
序盤の欧州株価指数先物は軟調に推移。本日この後は22:45に米製造業PMI、23:00にはISM製造業景況指数、建設支出の発表があります。
ユーロドル週足
ユーロドル日足の嘔吐(げろ吐き)ラクダ
オーダー/ポジション状況
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