ユーロ円 反発余地が限られる可能性。短期トレンドは“強気”を維持(24/5/2)

チャートを見ると、日足は朝方に介入と思しきドル売り/円買いが出たことから急落し、大陰線で終えています。

ユーロ円 反発余地が限られる可能性。短期トレンドは“強気”を維持(24/5/2)

反発余地が限られる可能性。短期トレンドは“強気”を維持

昨日の海外市場では、米4月ADP雇用統計が+192千人と市場予想を上回ったものの、その後に発表された4月ISM製造業景況指数が49.2と50割れとなり、市場予想を下回りました。これらの好悪材料はFOMCを控えていることから、為替市場は反応しませんでした。注目のFOMCの結果は市場の予想通り、政策金利が据え置かれましたが、パウエルFRB議長が記者会見で、「インフレが持続的に2%を維持するには予想より時間がかかりそう」との見解を示しましたが「次の政策金利の変更は利上げの可能性が低い」と言及したことから長期金利が低下し、ドルの上値が抑えられる展開となりました。また、早朝のシドニー市場で日銀の介入と思しきドル売り/円買いが出回り、ドル/円相場が一時153円台前半まで急落したことから、ユーロ/円もこれに連れて164円台前半まで急落し、165円台半ばで終えました。

チャートを見ると、日足は朝方に介入と思しきドル売り/円買いが出たことから急落し、大陰線で終えています。この結果、168円台が強い上値抵抗として働く可能性が生じていますが、一方で、昨年12月に付けた153.23を基点とする短・中期的なサポートラインを下抜けておらず、トレンドの変化は認められません。この日足の下値抵抗は163.90-00に位置しています。163.50以下で終えた場合は短期トレンドが変化しますが、この場合でも159円を下抜けて終えない限り、調整下げの範囲内となり、中期トレンドは“ユーロ弱気”に変化しません。一方で、4/29に付けた171円台は歴史的な高値であり、目先天井を確認した可能性も高いことから、170.50超えで終えない限り、上値余地も拡がり難い状態です。上値抵抗は167.40-50,167.90-00,168.30-40に、下値抵抗は165.40-50,165.00-10,164.40-50,163.90-00にあります。

反発余地が限られる可能性。短期トレンドは“強気”を維持

ユーロ円日足


(移動平均線 赤:21日、青:120日、緑:200日)

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