ユーロ円 下値余地が限られる可能性(24/5/3)

ドル/円ではドルの上値が重い展開となったことから、ユーロ/円は反発力に欠け、結局続落して引けています。

ユーロ円 下値余地が限られる可能性(24/5/3)

下値余地が限られる可能性

2日の東京市場では大きく反発してスタートしたユーロ/円ですが、欧州市場に入ると介入警戒感や翌日に米雇用統計の発表を控えていることから、ポジション調整のドル売り、円買いが強まり、ユーロ/円も連れ安となりじり安に転じました。
NY市場で発表された3月の米製造業受注は+1.6%と市場予想通りでしたが、1-3月期の非農業部門労働生産性が前期比+0.3%と市場予想の+0.8%を下回ったことから、長期金利が低下し、対ドルでユーロが買われましたが、ドル/円ではドルの上値が重い展開となったことから、ユーロ/円は反発力に欠け、結局続落して引けています。

チャートを見ると、2日の日足は、東京市場(9:00am)で、前日足から大きく上寄りのスタートとなりましたが、上値を追い切れずに値幅の大きい陰線引けとなりました。上値を急角度で切り下げており、下値リスクが高い状態に変わりありませんが、一方で、昨年12月に付けた153.23を基点とする短・中期的なサポートラインから下抜けておらず、トレンドの変化は認められません。この日足の下値抵抵抗は163.90近辺に位置しています。また、これを完全に下抜けて終えた場合でも、2023年3月に付けた138.83を基点とする週足ベースで見たサポートラインが161円絡みに位置しており、160円を割り込んで越週するか、日足が159円を割り込んで終えない限り、中期トレンドは変化しません。
一方で上値も167円台に実体を戻さない限り、日足の形状が改善せず、上値余地も拡がり難い状態です。

日足の上値抵抗は164.90-00,165.50-60,166.00-10に、下値抵抗は164.00±10銭、163.50-60、163.00-10にあります。163.50以下で終えた場合は160〜161円方向への新たな下落リスクが生じます。

下値余地が限られる可能性

ユーロ円日足

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