A$シカゴポジション(2019年8月13日現在)

上値は0.6820〜30米ドルに抵抗線あるので、ここを越えて終らない限り、豪ドル安トレンドからの調整入り買い戻しとはなり難くなっています。

A$シカゴポジション(2019年8月13日現在)

シカゴポジション(CME)191

シカゴ先物市場における、いわば投機筋と呼ばれる市場参加者の建て玉で、ロングとショートの差し引きで現在どの様なポジションに傾いているのかを判断するものです。

シカゴポジション(CME)191

主要通貨ポジション(単位:枚)(2019年7月30日現在の数値)

ロング/ショートは左側通貨から見たもの。ネットポジションで▼数値は左側通貨がショート、+数値は左側通貨がロングを表しています。
通貨単位(1枚当たり):豪ドル/米ドル=100,000豪ドル、NZドル/米ドル=100,000NZドル


シカゴの豪ドルのネットポジションはショートを2,100枚増やし、55,500枚になりました。内訳はロングが6,800枚増、ショートが8,900枚増で、総枚数では15,700枚増、2週間で33,000枚増とポジションを積み上げています。今年5月〜6月に総枚数14万5000枚〜15万1000枚まで積み上げましたが、それに匹敵する位の残高を維持しています。

先週の豪州中銀金融政策では状況次第で利下げ継続を示唆しており、豪ドルは弱いままとなっています。チャート(1)を見ても、ここ3週間に亘る豪ドル売りに、赤いサポートの下限を切って終わっています。赤の下限が現在0.6810米ドルにあるので、今日のシカゴ締日までに戻せないと、暫くはここが上値抵抗線になります。

実際の相場は0.6760〜0.7030米ドルの豪ドル安トレンドラインを完全に下抜いて終わっているので、現在の豪ドルは新たな下値模索の中にいます。しかしながら、8月7日の長いたくり線の底値(0.6677米ドル)とその日の前後の日足終値が0.6750米ドル付近ですので、約70ピップス強の長い下ヒゲを作っており一度下値トライに失敗しています。ここの下抜け確認後の豪ドル一段安狙いが、リスクが少なそうです。

上値は0.6820〜30米ドルに抵抗線があるので、ここを越えて終らない限り、豪ドル安トレンドからの調整入り買い戻しとはなり難くなっています。当面は0.6675〜0.6830米ドルのレンジ中心に豪ドルの底値模索の流れにいるようです。強いサポートとしては0.6580〜90、0.6390〜0.6400米ドルの2点にあり、上記レンジ下限を切った時の次のステージになります。逆に0.6840米ドル以上になると0.6910、0.6950〜60米ドル方向の買戻しに入りそうです。

(1豪ドル=0.6763米ドル、8月13日14:15)

シカゴポジション(CME)191
 2枚目の画像

シカゴ豪ドルポジションと締日終値のチャート

直近から過去60回分を掲載したチャートにしたものです。棒グラフ(青)はネットポジション(左目盛)、折れ線(オレンジ)は締日のNY終値(右目盛)になっています。

オーダー/ポジション状況

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