ユーロドル1.11台半ば ほぼ横ばいながらわずかに上値を広げる
31日の東京市場でユーロドルは1.11台半ばで横ばい推移。
FOMCを控えて主要通貨の動きが鈍る中で、ユーロドルも大きな動きとはなっていませんが、昨晩ボリス・ジョンソン新首相の強硬姿勢に合意なきEU離脱の可能性が高まる英国で、ポンドが17年来の安値を更新したことを考えれば、昨日海外時間に1.11台前半から半ばへとレンジを移したユーロドルは比較的底堅い動きを見せていると言えます。
今回のFOMCでは2008年末以来約10年半ぶりの利下げが見込まれています。これまでのパウエル議長他FRBメンバーの「予防的金融緩和」に関するコメント等から「利下げ無し」はほぼないものと考えられますが、コンセンサスの0.25%幅以外にも0.5%幅での利下げも25%程度の確率で予想されており、もし引き下げ幅が大きかった場合には為替市場にも相応のインパクトがありそうです。
テクニカルにはユーロドルは先週年初来安値をつけて、チャートの形状も引き続き下値警戒を示すものではありますが、1.1100の下抜けに失敗して以降は1.11台前半でのユーロ買いの動きが出ている模様です。
序盤の欧州株価指数先物はまちまちの推移。FOMCの結果公表は日本時間明日未明3:00。パウエル議長の記者会見は3:30からの予定です。
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