ユーロドル 「タカ派」FOMCで下落の後、米長期金利上昇で更に下値広げる(8/1夕)

1日の東京市場でユーロドルは弱含み。

ユーロドル 「タカ派」FOMCで下落の後、米長期金利上昇で更に下値広げる(8/1夕)

ユーロドル 「タカ派」FOMCで下落の後、米長期金利上昇で更に下値広げる

1日の東京市場でユーロドルは弱含み。朝方から米長期金利が上昇したことでユーロドルは午前中に一段安となり一時1.1032の安値をつけ、その後は横ばい推移。東京時間18:30現在は1.1046レベルと昨日の同時間帯と比べると100pipsほど下落した水準で取引されています。

未明のFOMC結果公表では既報の通り予想通りの政策金利の0.25%の引き下げと、予想外にタカ派的コメントが目立ったパウエル議長の記者会見の結果、ドルが全面的に買い戻される動きとなりました。

しかし、朝方にはドルの買戻しも一段落し、いったん沈静化するかと思われた為替市場でしたが、アジア時間に米長期金利が再上昇したことによりドル買いが再燃。ユーロドルは1.10台前半に下落、ドル円は109円台に乗せています。夕刻の米10年物国債利回りは2.05%とFOMC結果公表直後のスパイク高値2.06%に迫りつつあります。

ユーロドルは未明からの下げで2017年5月以来の安値を記録、今年1月以来のユーロ下落トレンドの下限1.1020に接近中。この水準はいったん止まりそうですが、下抜けた場合には下げが加速する可能性があり注意が必要です。

序盤の欧州株価指数先物はまちまちの動き。今晩この後20:00に英中銀MPC結果公表、20:30にはカーニー英中銀総裁会見。ジョンソン新首相の強硬策に英中銀が何らかの予防的措置をとることがあるのか注目されます。

21:30には米新規失業保険申請件数、22:45 7月製造業PMI、23:00にはISM製造業景況指数がそれぞれ発表されます。一時と逆で、米国の良好な経済指標にドル買いで反応しやすくなっている可能性があり注意が必要です。また、明日には7月の雇用統計が発表されます。

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