NZ/円、短期は下値抵抗を守った状態。71円割れで短期トレンドに変化。
7/24に発表されたNZ6月の貿易収支は+3.65億NZドルと前月の+2.64億NZドルに比して黒字幅の拡大となりましたが、輸出、輸入ともに金額は前月比で減少しています。マーケットはこれには反応していませんが、米ドルが全面高となる中で、対ドル、対円で小幅軟化しています。
チャートを見ると日足は週初の22日に付けた73.24を直近高値として上値を切り下げ始めており、日足の形状はやや悪化していますが、6/18に付けた70.27を直近安値として下値を切り上げる流れを守っており、短期トレンドの変化は認められません。この日足の下値抵抗は71.90-00にあります。これを割り込んで終えた場合は下値リスクがやや高くなりますが、短期トレンドは71円割れで終えない限り、変化しません。一方で72.90-00にやや強い上値抵抗が出来ていることや、中期トレンドが弱いため、急反発にも繋がり難い状態です。日足の上値抵抗は前述の72.90-00と73.40-60に、下値抵抗は71.90-00と71.10-20にあります。21日移動平均線は72.35にあり、若干下抜け始めていますが“ダマシ”となる可能性があります。120日、200日線は73.65と74.35に位置しており、中期トレンドは“NZ弱気”の流れを変えていません。
一方直近の週足は、小陽線で終え上値トライの可能性に繋げて越週しましたが、72.90-00の抵抗を実体ベースで上抜け切れずに反落しており、前週の上昇分を打ち消した状態です。しかし、下値を切り上げる流れを維持しており、下値を攻めきれずに反発に転ずる可能性を残しています。今週の週足の上値抵抗は72.90-00、73.40-50に、下値抵抗は71.90-00、71.00-10にあります。31種、62週移動平均線は73.74と74.49に位置しており、中期トレンドは“NZ弱気”の流れにあります。
NZドル/円【週足】:(7/25現在31週移動平均線は73.74に、62週線は74.49にあり、これらを下抜けて中期トレンドは新たな“NZ弱気”の流れに入っている)
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