シカゴポジション(CME)189
主要通貨ポジション(単位:枚)(2019年7月23日現在の数値)
ロング/ショートは左側通貨から見たもの。
ネットポジションで▼数値は左側通貨がショート、+数値は左側通貨がロングを表しています。
通貨単位(1枚当たり):豪ドル/米ドル=100,000豪ドル、NZドル/米ドル=100,000NZドル
シカゴ先物市場における、いわば投機筋と呼ばれる市場参加者の建て玉で、ロングとショートの差し引きで現在どの様なポジションに傾いているのかを判断するものです。
シカゴのNZドルポジションは、ネットショートを5,100枚減らして、12,200枚になりました。内訳はロング5,200枚増、ショート100枚増で、総ポジションは5,300枚増となっており、目先の底値とみていた投機筋が押し目を拾った感じになっています。しかしながら、下のチャートを見ると、短期的な水色のNZドル高上昇ラインの上限で止められて、締日以降は豪ドル安に連れてNZドルも100ピップス程度売られました。現在のスポットは赤いNZドル安トレンドラインの下限(0.6680米ドル付近)を割っており、短期的な水色のNZドル高トレンドライン下限の0.6540米ドル付近までの下押しを狙える位置にいます。
実際のNZドル米ドル相場は、先週もコメントした短期的なNZドル高トレンドラインが1週間で20ピップス程度上がり、0.6610〜0.6800米ドルにあります。現在のスポットが丁度このサポートで止まっています。もしここを維持できないと、0.6590、0.6560〜70、0.7530、0.6480米ドルの順にトライする動きとなります。今日・明日の終値は重要になります。
上値は0.6710米ドルを越えてくれれば、短期のNZドル高トレンド上限を狙える形になります。この最初の試金石として、0.6670米ドルの抵抗線がポイントになります。
(1NZドル=0.6629米ドル、7月29日13:00)
シカゴNZドルポジションと締日終値のチャート
直近から過去60回分を掲載したチャートにしたものです。棒グラフ(青)はネットポジション(左目盛)、折れ線(オレンジ)は締日のNY終値(右目盛)になっています。
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