ニュージーランドドル週報(2019年8月第1週)

NZ/円、上値の重い展開続く。70〜71円ゾーンに強い下値抵抗あり。

ニュージーランドドル週報(2019年8月第1週)

NZ/円、上値の重い展開続く。70〜71円ゾーンに強い下値抵抗あり

今週は特に注目されるNZ国内の経済指標の発表がなく、来週6日の第二四半期の失業率や7日の金融政策決定会合までは独自の材料がない状態です。一方、世界経済の先行きに不透明感が強いためNZ中銀は緩和的な金融政策を継続しており、NZドルは対米ドル、対円で上値の重い展開が続いています。

チャートを見ると日足は7/22に付けた73.24を直近高値として上値を切り下げる流れから抜け出しておらず、また、7/26の日足が72.28に位置する21日移動平均線の下に入り込んで、短期トレンドは“NZやや弱気”の流れに変化しています。現状は71.00-10、70.30-40に強い抵抗があり、これを支えとして反発に転ずる可能性を残していますが、トレンドが弱い状態あり、下値リスクにより警戒が必要です。

日足の上値抵抗は71.80-90、72.40-50にあります。21日、120日、200日移動平均線は72.28、73.56、74.31に位置しており全てを下抜けて短期トレンドは“NZやや弱気”の流れに入っています。

一方直近の週足は陰線引けとなりましたが、下値を切り上げる流れをかろうじて守って越週しています。しかし、今週は週初から下値トライの動きが先行しており、値動きの中で71.50割れを見たことや、日足の実体ベースで72円台を維持出来ずに終えており、下値リスクがやや高くなっています。72円台を回復して越週出来れば来週以降の上値トライの可能性を残しますが、この場合でも短期トレンドは73.80超えで越週しない限り変化せず、上値余地も限られる展開が予想されます。

今週の週足の上値抵抗は71.90-00、72.90-00に、下値抵抗は71.20-30、70.40-50にあります。31週、62週移動平均線は73.65と74.41に位置しており、中期トレンドは“NZ弱気”の流れにあります。一方で7月足は小陽線で切り返しており、70円割れで越月しない限り、下値余地も拡がり難い形となっています。但し、70円割れで越週した場合は8月足が陰線となる可能性が高くなり下落リスクが点灯します。

NZ/円、上値の重い展開続く。70〜71円ゾーンに強い下値抵抗あり

NZドル/円【週足】:(7/31現在31週移動平均線は73.65に、62週線は74.41にあり、これらを下抜けて中期トレンドは新たな“NZ弱気”の流れに入っている)

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