オーストラリアドル週報(2019年7月第4週)

豪ドル/円、下値抵抗を守った状態。中期は“豪ドル弱気”変わらず。

オーストラリアドル週報(2019年7月第4週)

豪ドル/円、下値抵抗を守った状態。中期は“豪ドル弱気”変わらず。

今週はオーストラリアの経済指標の発表予定がなく、独自の材料がない中で小幅レンジでの推移となっています。マーケットは、7/30-31に開催されるFOMCでの「予防的利下げ」の可能性を織り込みつつ、総じて米ドルが堅調な展開となっていますが、豪ドルについては、対ドル、対円で上値を若干切り下げる動きとなっています。

チャートを見ると、日足は週初の上値トライで76円台定着に失敗して上値をやや切り下げる動きとなっていますが、調整的な下げの範囲内で、短期トレンドは“豪ドルやや強気”の流れを維持しています。しかし、76円台乗せに再三失敗した反動で75.00〜75.20の足元を固め直す動きが強まっており、日足の形状は若干悪化しています。75円割れで終えた場合は調整下げがもう一段拡がり易くなりますが、74円割れで終えない限り、短期トレンドは変化せず、下値リスクも限定的と見られます。日足の上値抵抗は75.90-00、76.20-30に、下値抵抗は75.00-10、74.60-70にあります。21日移動平均線は75.69に位置しており、若干下抜けていますが“ダマシ”の範囲内です。しかし、120日、200日線は77.33と78.40に位置しており、中期トレンドは“豪ドル弱気”の流れにあります。

一方直近の週足は小陽線で終え、上値トライの可能性を残しましたが、今週は76円台乗せに失敗して小反落に転じています。現状は下値を切り上げる流れを維持しており、調整下げに留まっていますが、75円割れで越週した場合は日足、週足の形状がやや悪化して、74円台にある強い下値抵抗をどこまで切り崩せるかトライする動きが強まり易くなります。可能性がやや低い状態ですが74円割れで越週した場合は短期トレンドが変化して再び“豪ドル弱気”に変化します。この場合は72円方向への一段の下落リスクに注意が必要です。週足の上値抵抗は、76.20-30、77.00-10に、下値抵抗は75.10-20、74.00-10にあります。31週、62週移動平均線は77.46と79.46に位置しており。中期トレンドは“豪ドル弱気”の流れに変化が認められません。

豪ドル/円、下値抵抗を守った状態。中期は“豪ドル弱気”変わらず。

豪ドル/円【週足】:7/25現在31週移動平均線は77.46に、62週線は79.46にあり、これらを大きく下抜けて、中期トレンドは“豪ドル弱気”の流れに入っている)

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