ランド円ショートコメント(2019/7/1)

先週はテクニカルに底堅い推移を期待できる中、G20サミットにおける米中首脳会談で米中休戦といった思惑が広がりました。

ランド円ショートコメント(2019/7/1)

ランド円ショートコメント

先週の振り返りですが、基本は押し目買いのスタンスでよいと考え「7.40レベルをサポートに7.70レベルをレジスタンスとする週」を考えました。実際のレンジは安値が7.44レベル、高値が7.66レベルと、予想よりも狭い値幅ではありましたが、押し目買いの一週間になっていました。

先週はテクニカルに底堅い推移を期待できる中、G20サミットにおける米中首脳会談で米中休戦といった思惑が広がりました。これまでの経緯から、終わるまでは楽観的になれないという見方も強かったのですが、事前のニュースヘッドライン等を見ている限りでは何か期待できる合意に至るのではないかとの期待が高まりました。結果は事前予想通りに第4弾の制裁関税は無期延期、ファーウェイへの禁輸も解除と随分と中国側に歩み寄った結果となり、週明けの為替相場はこの結果を好感してリスクオンで始まりました。

実際の具体的な詰めは今後も継続するものの、当面は最悪の事態が回避されたということを好材料としています。当然、中国が最大の貿易相手国である南アフリカにとっても好材料となり、ランドは対ドル、対円ともに先週の流れを継続しての買いの動きが続いています。

今週の南アフリカは、これといって目立った材料もありませんので、この米中協議再開とテクニカルな流れを材料として、じり高の予想を立てることとなります。

いつもの4時間足チャート(上からランド円、ドルランド、ドル円)をご覧ください。

ランド円ショートコメント

3週間ちょっと続いている上昇チャンネル(青)が今週も有効そうです。現在の水準は4月高値と6月安値の61.8%戻しの水準で、ここからは78.6%(61.8%の平方根)戻しとなる7.86を視野に入れてくることとなるでしょう。電力会社エスコムの問題や、ラマポーザ大統領の息子の収賄疑惑といった悪材料もありますが、流れを変えるような動きには繋がらないものと見ています。

今週もチャンネル内での上昇を考え「7.55レベルをサポートに7.85レベルをレジスタンスとする週」を見ておきます。

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