ランド円ショートコメント
先週の振り返りですが、底固めのもみあい継続を考え「7.60レベルをサポートに7.85レベルをレジスタンスとする週」を考えました。実際のレンジは安値が7.59レベル、高値が7.76レベルと、ほぼ予想通りの展開でしたが思った以上に静かな一週間となりました。
先週のランド円は、南アフリカは選挙が終わりイベント通過となりました。一方で米中間の貿易摩擦激化による中国の景気減速懸念、そして南アフリカにとって最大の貿易国である中国が今後の同国、しいてはランドに影響もという見方でよいのですが、目立った動きには繋がりませんでした。時間がかかること、またそれが好転する可能性もあることを考えると積極的に売りで入るほどでもないということなのでしょうが、米国による中国への制裁は続きますので、中長期的に悪材料となることはたしかです。
今週は南アフリカでは政策金利の発表があります。ただ、政策金利自体は現状維持が圧倒的なコンセンサスですからサプライズでもない限りは材料としにくいと考えられます。今週も米中間の動向に注意しながらも基本はもみあいが続きやすい週となりそうです。
いつもの4時間足チャート(上からランド円、ドルランド、ドル円)をご覧ください。
先々週末に下降チャンネルを上抜け横方向の動きを続けています。今週ももみあいを想定していますが、ここ2週間のレンジが目安となるでしょう。7.55レベルをサポートに7.80レベルをレジスタンスとする週を見ておきます。
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