ユーロドル東京時間に上昇 EUの「合意なき離脱」回避に望み(4/3夕)

3日の東京時間にユーロドルは底値から反発。

ユーロドル東京時間に上昇 EUの「合意なき離脱」回避に望み(4/3夕)

ユーロドル東京時間に上昇 EUの「合意なき離脱」回避に望み

3日の東京時間にユーロドルは底値から反発。昨日NY時間につけた安値1.1184から回復し、東京時間には1.1220台を、夕刻欧州勢参入後には一時1.1250を上回り、東京時間18:30現在は1.1245レベルでの取引です。

昨日の7時間に及ぶ閣僚会議の末メイ首相は「合意無き離脱」回避のため、労働党コービン党首と本日会談を持つ意向を示し、コービン党首もこれに応じる模様です。
メイ首相は労働党への協力要請に際し、従来の主張よりソフトな離脱路線を受け入れる可能性がでてきたとして、ポンド、ユーロが買われています。
一方でメイ首相は過半数の閣僚が反対の意思を押し切る形で、4月12日の離脱期限の延期要請を行う模様です。

ユーロドルは3/21以降下げ続けた流れに一旦歯止めをかけ、中期レンジの下限エリアから浮上しそうなところまで来ています。ただ、英国のEU離脱に関しては毎回期待を裏切られる結果を繰り返してきたこと、また、今回買い材料となった党首会談もあくまで英国内の交渉の基盤に進展が見られただけで、既に当初の離脱期限を過ぎた現在では遅きに失した感があります。国内では保守派層の反発も予想され、そのうえ、仮に何らかの合意ができても、今のところEU側の意向は反映されていないことなどから、先行きは全く不透明で、逆に新しい迷路に迷い込んだようにも見えます。そのため、ここから先ユーロドルがさらに上昇するには新たな材料が必要です。本日終値ベースでユーロドルが1.1250を上待った状態で終われるのか、逆に昨日安値の1.1184や3月安値1.1177を再び試す動きになるのか注目されます。

序盤の欧州株価指数先物は概ね上昇。本日このあと20:00にMBA住宅ローン申請件数、21:15にADP雇用統計、22:45に米サービス業PMI、23:00にはISM非製造業指数と今晩は米指標が多く波乱含みです。

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