ドル円、200日移動平均線を巡る攻防継続(4/4朝)

3日の海外時間にドル円は狭いレンジ内で膠着。NY時間に発表された米3月ADP雇用統計が市場予想を下回る冴えない結果となった他、

ドル円、200日移動平均線を巡る攻防継続(4/4朝)

ドル円、200日移動平均線を巡る攻防継続

3日の海外時間にドル円は狭いレンジ内で膠着。NY時間に発表された米3月ADP雇用統計が市場予想を下回る冴えない結果となった他、米3月ISM非製造業景気指数も約1年半ぶり低水準を記録したことで、ドル円は東京時間に記録した日通し高値111.58から一時111.35付近まで下落しました。しかし、米中閣僚級通商協議再開への期待から下げ渋ると、その後は、米国債利回りの上昇も相まって小反発し、結局、111円台半ばを回復してのクローズとなっております。200日移動平均線に上値を抑えられながらも、米中通商協議再開への期待から下値も堅い値動きが続いております。

英国情勢を巡っては、メイ首相とコービン労働党党首との会談がポジティブに受け止められ、市場ではひとまず英ポンドや英国株の買い戻しに繋がりましたが、まだまだ油断は禁物です。昨日は、ユンケル欧州委員長より「合意なき離脱シナリオは有力」との発言が見られた他、カーニーBOE総裁からも「合意なき離脱リスクは驚くほど高い」との見解が報じられました。また、コービン労働党党首はメイ首相との会談を終えたあとに、「協議は建設的で有効だったが結論は出なかった」と発言し、英国情勢が未だ不透明であることを滲ませました。英国を巡るヘッドライン次第では再びリスク回避的な動きが強まる恐れもあり、4/12の期限を迎えるまでは、ドル円やクロス円の突発的な下落に常に警戒が必要でしょう。

テクニカル的に見ると、ドル円は、@200日移動平均線(111.48、赤線)や、A3/5高値と3/15高値を結んだ抵抗線(111.60、黒線)がレジスタンスとして機能しており、上値は相応に重たい印象です。余程強いドル買い材料が出てこない限り、同レジスタンスの突破は容易では無いと考えられます。週末の米雇用統計を前に手控えムードが広がりやすく、本日も200日移動平均線付近で方向感を見出し辛い時間帯が続きそうです。

ドル円、200日移動平均線を巡る攻防継続

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