ユーロドル レンジ小幅ながら下値探り(4/2夕)

2日の東京市場でユーロドルは安値圏での小動き。

ユーロドル レンジ小幅ながら下値探り(4/2夕)

ユーロドル レンジ小幅ながら下値探り

2日の東京市場でユーロドルは安値圏での小動き。
未明に行われた英下院での2回目のEU離脱代替案への拘束力のない投票は今回も過半数を獲得したものはなく、すべて否決の結果となりました。
12日の離脱期日も迫り行き詰まり感が強くなってくる中で、今回の代替案投票で賛成反対が3票差だった関税同盟への残留案とメイ首相のEU離脱案で4日に決選投票が行われるとの憶測や、メイ首相が議会を解散し、総選挙を行うとの見方も出ており引き続き自体は混沌としています。

投票結果を受けてユーロドルは東京時間早朝6時半頃に1.1200割れを示現、日中は狭いレンジでの下値探りとなりました。その後欧州勢参入後にやや下げ幅を拡大、1.1190の本日安値をつけ、東京時間18:30現在は1.1200-05レベルでの取引です。
週末来の中国の景況感改善と、米国の経済指標改善に株式市場を中心にリスク選好の動きが広がり、長らく低迷してきたビットコインも本日は一時20%を越える上昇で58万円台の高値をつける中、ユーロはEU離脱問題に足を引っ張られた形となっています。

テクニカルにはユーロドルは引き続き3/7安値1.1177を窺う動き、そこを下抜けるとチャートポイントらしいチャートポイントは見当たりませんが、今週のユーロ週報で山中さんも指摘されている、年初来高値からの下降トレンドから導かれる1.11台前半が一旦はサポートしそうです。

序盤の欧州株価指数先物はまちまちの推移。本日この後は21:30に米2月の耐久財受注、および製造業受注の発表があります。

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