ユーロイベント前で小動き
4日の東京市場でユーロドルは小動き終始。一昨日の直近安値1.1184から回復し、昨日10営業日ぶりに陽線引けした流れを継いで1.12台前半の狭い値幅での取引に終始しました。
昨晩は英国のメイ首相が対立する労働党のコービン党首と迷走するEU離脱の打開策を検討する会談を持ち、双方が「建設的」と評したことを好感しユーロはやや値を戻した形です。ただ、具体策が示されたわけでもなく先行きは引き続き不透明、小幅に反発はしたものの中期レンジの安値エリアの上限1.1250を完全に離脱はできていません。
先ほど発表された2月の独製造業受注は前年比-8.4%と事前予想、前月を大きく下回る結果となり、発表後ユーロドルは10pipsほど急落しましたが大きな流れとはならず、東京時間16:30現在は1.1245近辺の取引です。
市場は明日の米国雇用統計待ちとなっており、今日のところはポジションを傾けにくい状況です。
今晩この後20:30に3月のECB理事会の議事要旨が公開されます。経済見通しを大きく下方修正し、年初来安値1.1177をつけたタイミングの理事会のものであるだけに内容が注目されます。また、21:30に米新規失業保険申請件数の発表がありますが、イベント前で影響は限られそうです。序盤の欧州株価指数先物はほぼ全面安の商状。
ユーロドル日足
オーダー/ポジション状況
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