シカゴポジション(CME)172
ロング/ショートは左側通貨から見たもの。
ネットポジションで▼数値は左側通貨がショート、+数値は左側通貨がロングを表しています。
通貨単位(1枚当たり):豪ドル/米ドル=100,000豪ドル、NZドル/米ドル=100,000NZドル
シカゴ先物市場における、いわば投機筋と呼ばれる市場参加者の建て玉で、ロングとショートの差し引きで現在どの様なポジションに傾いているのかを判断するものです。
シカゴのNZドルポジションは、先々週のロングから先週ショートにひっくり返しましたが、枚数少ないままにポジションの買戻しを実行しました。ショートを900枚買戻し、ほぼスクエア近い僅か200枚のショートです。NZドルの先行き方向感を全くもっていない様です。
先週27日のNZ中銀の金融政策でも、長期間に亘る緩和継続し更に先行きは利下げの方が強いと述べてNZドルは急落したものの、先週底値から60ピップス程度買い戻されています。豪州ドルで大きな材料でもでない限り、NZドルは保合い相場になりそうです。
終値ベースでは下のチャートにあるように、締め日の26日に3角保合いの上限(0.6910〜20米ドル付近)まで戻していましたが、27日の金融政策で大きく反落しました。
そのNZドル米ドル相場は、先週0.6750〜0.6950米ドルのアセンディングトライアングルとしましたが、中銀金融政策でNZドルが急落しても丁度底値で反発し、現在のトライアングルは0.6770〜0.6950米ドルで形成しています。まだ暫くこの内で上下していくと思われます。
このレンジ内の0.6840〜50米ドルに強い抵抗線が控えており、ここを越えて行けば、0.6950米ドル方向をトライすると思われます。(1NZドル=0.6835米ドル、4月1日15時00分現在)
シカゴNZドルポジションと締日終値のチャート
(ご参考)直近から過去60回分を掲載したチャートにしたものです。棒グラフ(青)はネットポジション(左目盛)、折れ線(オレンジ)は締日のNY終値(右目盛)になっています。
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