オーストラリアドル週報(2019年3月第4週)

豪ドル/円、低位揉み合い。77.50割れで短期トレンドに変化。

オーストラリアドル週報(2019年3月第4週)

豪ドル/円、低位揉み合い。77.50割れで短期トレンドに変化。

3/27にNZ中銀が金融政策会合後に、世界経済の減速傾向を理由に先行きの利下げの可能性を示唆したことから、NZドルが対米ドル、対円で急落、これを受けて豪ドルも連れ安となっています。オーストラリア経済は緩やかな拡大基調を持続していますが、豪州中銀も世界経済の行方に不透明感が強いことを理由に緩和的な金融政策を維持する構えを表明しています。

日足チャートを見ると、78円台を中心にもみ合い状態が続いていますが、78.00±10銭の下値抵抗を実体ベースで守った状態です。一方で、2/21に付けた79.82を直近高値として上値を切り下げる流れからは上抜けておらず、低位揉み合い状態となっています。この日足の上値抵抗は79.20-30にあり、これをしっかり上抜けて来ないと上値余地も拡がり難い状態です。狭いレンジ内での揉み合い状態が長く続いており、エネルギーの蓄積が感じられることから、そろそろ一方向へ動き出す可能性にも注意が必要でしょう。短期トレンドは上値トライの可能性を残していますが、80円超えで越週するまでは上値余地も拡がり難いでしょう。逆に77.50割れで終えた場合は短期トレンドが変化して一段の下落に繋がり易くなります。21日移動平均線は78.78にあり、これを若干下抜けて下値リスクが点灯中です。また、120日、200日線は79.65と80.38に位置しており、中期トレンドは“豪ドル弱気”の流れにあります。

一方直近の週足は、陰線引けとなり前週の上昇幅を失っています。また、この足が78円台を維持出来ずに越週したことにより、下値リスクがやや高くなっています。現状は78円台を回復して上値トライの可能性に繋げていますが、77.90以下の越週で下値リスクが点灯します。週足の上値抵抗は79.00-10、79.70-80に、下値抵抗は77.90-00、76.00-10にあります。31週、62週移動平均線は79.76と81.29に位置しており、中期トレンドは“豪ドル弱気”の流れに変化が認められません。

豪ドル/円、低位揉み合い。77.50割れで短期トレンドに変化。

豪ドル/円【週足】:(3/27現在31週移動平均線は79.76に、62週線は81.29にありこれらを下抜けて中期トレンドは豪ドル弱気の流れにある。)

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