ユーロドル 1.12台後半で方向感失う
15日の東京市場でユーロドルは1.12台後半で方向感無く推移。
昨晩も海外序盤までは1.1250まで下落して下値攻めの様相だったユーロドルですが、米小売売上高の予想以上の悪化をきっかけにドルが主要通貨に対して全面安となり、その後も前日までとは一変してドルに悪材料が重なる中で、ユーロドルも1.13を一時回復しました。
本日東京時間は1.13台を割り込んだあたりから始まり午前はじり安推移、午後に入り一旦下げ止まったものの、夕刻欧州勢参入後は再び値を下げて東京時間18:30現在は1.1280近辺での取引です。
昨晩の小売売上高が約9年ぶりという衝撃的な悪化を見たことで各金融市場からは一旦リスク選好的な動きが消えました。市場は政府期間閉鎖の影響で表面化するのが大幅に遅れた年末の米消費者の購買意欲の減退が、株価の下落による一時的なものなのかより構造的なものなのかを見極めようとしています。そういう意味では本日の指標の中で24:00に発表されるミシガン大消費者信頼感指数が消費者行動の先行指標として、俄に注目を集めそうです。
ユーロドルはレンジ下限のエリアに近づいたり離れたりを繰り返している状況。主として米国要因に振り回されている印象ですが、ユーロ側に現在積極的な買い材料も無いことから現在の位置からはややユーロ安リスクのほうが高そうです。とはいえ大きな経済イベントのない週末でポジションも傾けづらいことから、本日のところはレンジ下限の1.1216を下抜けていくだけの力もなさそうです。
今晩この後22:30に2月のニューヨーク連銀製造業景気指数、1月輸入物価指数23:15に1月鉱工業生産と設備稼働率、そして深夜0:00にミシガン大消費者信頼感指数の発表があります。序盤の欧州株価指数先物はまちまちの動きとなっています。
ユーロドル日足
オーダー/ポジション状況
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