日経平均、ドル円失速(2016年4月20日)

本日の東京市場では海外株高の流れを受け朝方日経平均は17,000円を上回って取引され一時17,100円に迫りましたが

日経平均、ドル円失速(2016年4月20日)

日経平均、ドル円失速

本日の東京市場では海外株高の流れを受け朝方日経平均は17,000円を上回って取引され一時17,100円に迫りましたが、原油先物が下落、ドル円もそれにつれ109円を次第に割込むと失速、続伸とはなったものの終値は32円高の16.906円に留まりました。
市場終盤に三菱自動車の燃費試験に関する不正行為があったと伝わったことも地合悪化の原因となりました。

今朝方発表となった3月の日本の貿易収支は7,550億円の黒字、原油安からの輸入額減少と米国向けの自動車輸出の伸びにより5年半ぶりの黒字幅となり、また、東日本大震災後初めて4半期ベースで黒字となりました。
ただ、今後については熊本地震の影響から自動車輸出にブレーキがかかる恐れもあり、黒字基調が続くかどうかは微妙なところです。
貿易収支、経常収支の黒字は1年程度の比較的長いタイムラグを経て円高に作用する傾向があり、今年に入って連続する貿易黒字は先々の為替相場を占う上でも留意する必要がありそうです。

原油先物はクウェートのストライキが終息し産油量が戻ったと伝わったことから再び40ドルを割り込んできています。これを受け序盤の欧州株式市場はこちらも昨日とは一変して売り一色の様相となっています。

海外時間の予定では英国の失業率、ドラギECB総裁発言、米中古住宅販売等
原油価格の下落状況次第では再び円の下値を試す展開ともなりかねないところですが、このところアジア市場とは異なるロジックで動いている感のある米国時間で株、為替がどのように動くかが注目されます。

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