3. ユーロ小動き終始、メイ首相不信任投票へ（12/12夕）

ユーロ小動き終始、メイ首相不信任投票へ（12/12夕）

12日の東京市場でユーロドルは小動き終始。昨日より更に狭い1.1315-34レンジ内で終日取引され、欧州勢参入後も同レンジ内での取引が続いています。

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ユーロ小動き終始、メイ首相不信任投票へ（12/12夕）

ユーロ小動き終始、メイ首相不信任投票へ

12日の東京市場でユーロドルは小動き終始。昨日より更に狭い1.1315-34レンジ内で終日取引され、欧州勢参入後もほぼ同レンジ内での取引が続いています。

昨晩の海外市場ではメイ首相の不信任投票実施に必要な保守党議員48人の書簡が集まったとの報道にポンドが続落、ユーロもつれて1.13近くまで値を下げました。
本日夕刻、英保守党が本日メイ首相の党首信任投票を実施すると発表。発表後英ポンドが買い戻されていることもあり、ユーロドル相場は反応していません。
メイ首相は先ほど記者会見し「信任投票を受けて立つ」と述べ「現時点での党首交代はこの国の将来をリスクに晒す」と信任を呼びかけました。
仮に不信任となった場合、現在メイ首相が行っているEU離脱協定案の修正交渉も白紙に戻り、「合意なき離脱」へのリスクが高まります。

今のところ不信任が可決されるかどうか全く見通せない状況ですが、FTによれば最新の英大手ブックメーカーWilliam Hillのオッズはメイ首相勝利2/7（7ポンド払ってもメイ首相信任の場合9ポンドしか支払われない＝実現可能性が高い）メイ首相敗北2/1(1ポンド払うとメイ首相不信任の場合3ポンド受け取れる)でメイ首相が信任される可能性が圧倒的に高いとの予想です。
為替市場の反応からもメイ首相が不信任とされる可能性は低いと市場では見られている模様ですが、それだけに万一不信任となった場合の欧州通貨へのインパクトは大きそうです。
尚、保守党議員の話としてブルームバーグは不信任投票の結果報告を日本時間明日朝6:00と報じています。

序盤の欧州株価指数先物はほぼ全面高、今晩この後22:30に米国11月のCPIの発表があります。

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