3. ユーロ小動き　ECB理事会結果控え(12/13夕)

ユーロ小動き　ECB理事会結果控え(12/13夕)

13日の東京市場でユーロは小動き終始。昨晩は英国のメイ首相に対する所属政党の信任投票が行われましたが、

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ユーロ小動き　ECB理事会結果控え(12/13夕)

ユーロ小動き　ECB理事会結果控え

13日の東京市場でユーロは小動き終始。昨晩は英国のメイ首相に対する所属政党の信任投票が行われましたが、早い時間からメイ首相優勢との見方が広がり、ユーロドルには買い戻しが入りました。結局結果発表前に、一昨日不信任投票実施が濃厚になった際の下落分の過半を取り戻す形となり、一時1.1387の高値をつけた後、東京時間は1.1360-80の狭いレンジでの取引となっています。未明にメイ首相信任の投票結果が発表されましたが、その時点では既に織り込みが終了していて為替はほぼ無反応でした。

市場は本日開催されるECB理事会およびドラギ総裁記者会見待ち。（政策金利等の予想詳細については「欧州中央銀行（ECB）政策金利予想」もご参照ください。）


イタリア、英国での不安要因に加え、ドイツではメルケル首相が州議会選の大敗で党首を退き、フランスでもマクロン大統領の税制改革に反対するデモが暴動化し一部の課税を撤回するなど、前回10/25の理事会時点より欧州情勢が一段と流動化、また、米国の景況感にも変化が生じつつある中で、ECBが声明文やその後の総裁記者会見で欧州経済の先行きに関して、より弱気な見方を示すのかに注目が集まります。

一方でタイミング的には来週に政策金利変更が予想される米国のFOMCが控えていることから、今晩の為替の動きは限られたものとなる可能性が高く、ユーロドルは引き続き上方向は1.14台前半のゾーン、下方向は1.1300-10あたりに切り上がりつつあるトレンドラインを意識しての動きが想定されます。

序盤の欧州株価指数先物は概ね上昇して開始しています。ECBの政策金利発表は21:45、ドラギ総裁記者会見は22:30からです。

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