ECB経済見通し下方修正、リスクも「下方」(12/13夜)

注目されたECB理事会後の声明文で政策金利は予想通り不変、利上げ時期に関する少なくとも2019年夏までは現状水準にとどまるとの表現も不変、

ECB経済見通し下方修正、リスクも「下方」(12/13夜)

ECB経済見通し下方修正、リスクも「下方」

注目されたECB理事会後の声明文で政策金利は予想通り不変、利上げ時期に関する少なくとも2019年夏までは現状水準にとどまるとの表現もかわらず。そして新規債券買い入れによる量的緩和は予定通り今月終了することを明らかにしました。
一方でこれまでの購入分債券の期日到来分元本の再投資に関しては、利上げ開始後も当分の間続けることを明示し、金融緩和方針継続の姿勢を強調しました。

続くドラギ総裁の記者会見では経済の先行きに関し「成長の勢いがやや鈍化すると見込まれる」と表現、また、「リスクバランスは下方に動きつつある」として主として外部要因による景気の先行きへの警戒感を顕わにしました。
また同時にECBは経済見通しを更新し、2018年のインフレ率見通しを+1.8%に0.1%上方修正するとともに2019年の見通しを+1.6%に0.1%下方修正、GDPに関しては2018年を+1.9%に2019年を+1.7%にそれぞれ0.1%下方修正しています。

発表前1.1385レベルで推移していたユーロドルは一時1.1340割れの水準まで下落しましたがその後会見中に戻し会見終了時には1.1350レベルで取引されています。
ドラギ総裁のコメントは市場の予想以上にハト派だったと言えるものの、来週のFOMCでの米景気見通しへの下方修正への根強い警戒感から一方向のドル買いとはなりにくい状況であり、ユーロドルの動きは限られたものでした。

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