ドル円小幅安 メイ首相は党の信任獲得
12日の海外市場でドル円は113円台前半で小幅安。英国のメイ首相は信任200、不信任117で保守党内での信任を獲得しましたが、事前に信任される可能性が高いとの見方が広がっていたことから、発表後ドル円に大きな動きはありませんでした。東京時間7:00現在は113.25-30レベルと最近のレンジの中央付近での取引です。
メイ首相は、今後1年間は党内で信任を問われることはありませんが、党内117票の不信任表は重く、また、議会で野党が不信任案を提出する可能性は引き続きあり、かつ本日から始まるEU首脳会議でメイ首相が離脱協定に関し何らかの譲歩を勝ち取れる可能性が大きくはない事から、ポンドを含む欧州通貨も買い戻されはしたものの反応はいまひとつでした。
昨晩発表された11月の米CPIは前年比+2.2%と事前予想通り、来週のFOMCでの利上げを妨げる内容ではなく、こちらも為替市場は反応せず。
市場では今晩発表されるECBの金融政策発表と来週のFOMCを前に調整色が強まっており、ドル円もしばらくはこう着状態が続きそうです。
ドル円日足
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