豪州政策金利(キャッシュ・レート・ターゲット)
明日4日、12時30分に豪州中銀からキャッシュレート(政策金利)が発表されます。
豪州準備銀行(中銀)政策金利予想(12月3日15時30分現在)
現行1.5%→1.5%で据え置き予想
エコノミストのレンジなし(全員1.50%)
今回も全く無風です。エコノミスト全員が1.5%(予想レンジ幅なし)の据え置き予想になっています。2016年7月(1.75%→1.50%)に利下げ実施以降、29ヶ月連続の現状維持となります。
また、エコノミストの先々見通しも前回と変わらず、2019年4Qに平均1.75%(レンジ1.0〜2.25%)になり0.25%の利上げ予想になっています。
新たに2020年1Qに平均1.75%(レンジ1.50〜2.50%)、2Qに2.0%(レンジ1.50〜2.50%)の予想になっています。来年央から市場の利上げ気運高まり、相場の材料として出てくると思われます。
尚、前回(11月6日開催の議事要旨)の中銀の成長とインフレ見通しは下記になっています。
(成長について)
「…豪州経済は良い状態にいる。過去1年を見ると、GDPは3.4%まで上がり、失業率は5%以下になった。これは6年間で最低である。2018年と2019年の成長見通しは幾分上方修正した。GDPの先行き見通しの中間値は3.5%で、2020年には資源輸出の伸び鈍化で下がると予想している。…」
(インフレについて)
「…インフレは低く、安定的である。過去1年で、CPIインフレは1.9%で、インフレは1.75%だった。これらの結果は中銀見通し沿ったもので、政府の政策変更により、ある分野の公共料金が下がった影響である。インフレは今後2年間で次第に上昇し、徐々に上がっていくとみている。中銀のシナリオでは、2019年までにインフレは2.25%、翌年にはもう少し上昇すると予想している。…」
ほぼエコノミストの利上げ予想に沿った内容の中銀議事録になっています。
来年前半で景気が中銀予想より伸びることになれば、利上げ前倒し予想が市場に出始めると思われます。
政策金利推移(2018年11月末まで)
次回金融政策発表は2019年2月5日(火曜日)に予定されています。
オーダー/ポジション状況
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