ユーロ小幅反発、伊予算再提出待ち(11/13夕)

13日の東京市場でユーロドルは1.12台前半のユーロ安値圏で方向感の無い動きとなりました。

ユーロ小幅反発、伊予算再提出待ち(11/13夕)

ユーロ小幅反発、伊予算再提出待ち

13日の東京市場でユーロドルは1.12台前半のユーロ安値圏で方向感の無い動きとなりました。
昨日の東京時間に節目とみられていた1.1301を割り込み、年初来安値を更新していたユーロドルは海外時間に入っても売りが収まらず、イタリアのトリア財務相が「予算見直しは自殺行為となる」などと発言したことや、新たに4閣僚が辞任した英国で、メイ首相が離脱交渉は大詰めを迎えているとしながらも「交渉は非常に難しい」と発言したことで欧州通貨は一段安となりました。ユーロドルはNY時間終盤に年初来安値を更新し、一時1.1216をつけています。
その後東京時間に入ってからは安値警戒感からユーロの買い戻しも入り、1.1250を回復する場面もありましたが、欧州時間に入り再び方向感を失い東京時間18:30現在は1.1235レベルでの取引です。

昨晩はNYダウが再び600ドル超急落するなど、一旦は沈静化したと思われた株式市場への不安が再燃したことも円やドル等への危険避難的な買いを通じてユーロの頭を重くしました。
本日イタリアはEUに対する予算案の再提出期限を迎えます。昨日大幅に下落したために、ユーロドルが下値を試す動きは今のところ見られませんが、イタリア政府周辺から予算案での財政赤字削減実施の声は今のところ聞こえてきておらず、警戒感は弱まっていません。

EUとイタリアが決裂し、EUが罰金等の制裁を科す方向で動き始めた場合にはユーロは2017年の安値1.0340からの上昇の61.8%戻しにあたる1.1187を目指す動きとなる公算が高く、一方ユーロが反発した場合でも長くサポートとして機能してきた1.1300レベルは強いレジスタンスとなりそうです。

序盤の欧州株価指数先物は概ね上昇、米主要3指標の先物もプラス圏で推移しています。
今晩も海外時間に大きな経済イベントは予定されていません。

ユーロ小幅反発、伊予算再提出待ち

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