ユーロドル朝方上昇後はじり安(11/14夕)

14日の東京市場でユーロドルは高寄り後、次第に値を崩す動きとなりました。

ユーロドル朝方上昇後はじり安(11/14夕)

ユーロドル朝方上昇後はじり安

14日の東京市場でユーロドルは高寄り後、次第に値を崩す動きとなりました。

昨晩の海外市場では英国の離脱条件草案のEUとの事務レベルでの合意と、イタリアのEUに対する予算案変更拒否という好悪相反する材料が交錯する中で、先行したユーロ買いが優勢となり、1.12台後半まで上昇しました。
その流れを受けて東京時間早朝に節目とみられた1.1300をつけると、ユーロ売りポジション解消とみられる動きにユーロ買いが加速、一時1.1320のユーロ高値をつけました。
しかしその後は勢いを失い、日中はユーロじり安となり東京時間19:00現在は1.1270近辺での取引です。

夕刻発表されたドイツの第3四半期GDP速報値は前年比+1.1%と弱く、事前予想も下回りユーロを下押ししました。一方、先ほど19:00に発表された同期間のEUのGDP速報値は+1.7%と事前予想通りの結果となっています。

EU離脱交渉が進展したとは言え、英国のメイ首相は本日臨時閣議で閣僚の了承を得た後、議会の承認を得る必要があり必ずしも楽観できる状況ではなく、イタリアはEUに対しほぼゼロ回答で対決姿勢を強めています。その中での本日のユーロの1.13を越えての反発はやや意外感がありましたが、逆にその水準で当面の上値を確認したとみられます。
本日も英臨時閣議の帰趨や、イタリアの財政赤字目標変更拒否に対するEUの反応等欧州圏に注意すべきポイントは多く、ユーロは上下どちらにも波乱含みですが、先日の米中間選挙後の高値をベースに引き直した下降トレンドラインはいまのところ有効のように見え、どちらかと言えばユーロ安方向へのリスクが高そうです。

序盤の欧州株価指数先物は、英閣議でのEU離脱条件の議論を警戒してほぼ全面安。
本日はこの後22:30に米国10月の消費者物価指数速報値の発表があり注目されます。事前予想は前年比+2.5%。

ユーロドル朝方上昇後はじり安

ユーロドル日足

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