ドル円小動き、材料多く方向感探り(11/14朝)

13日の海外市場では、好悪材料が交錯する中、ドル円は113円台後半から114円台前半で方向感無く推移しました。

ドル円小動き、材料多く方向感探り(11/14朝)

ドル円小動き、材料多く方向感探り

13日の海外市場では、好悪材料が交錯する中、ドル円は113円台後半から114円台前半で方向感無く推移しました。
海外序盤には中国の劉副首相の訪米報道などを材料に、米中貿易摩擦緩和期待からドル円は114.15まで上昇しました。しかし、その後、米株価が本日も軟調に推移したため円に買戻しが入り、再び113円台に下落、英国のEU離脱交渉進展の報道に一時114円台を回復する場面もありましたが続かず、東京時間7:00現在は113.80-85レベルでの取引です。

昨晩、深夜過ぎに英国がEUと離脱条件に関する草案に実務レベルで合意、メイ首相が14日に閣議を開くと伝わりポンド、ユーロが上昇しました。合意内容の詳細は明らかになっていませんが、この後メイ首相は閣議での了承、議会での承認を得る必要がありますが、反対意見も根強く支持を得られるかが今後の焦点となります。

一方未明にはイタリア政府がEUの来年度予算修正要求を拒否し来年度の財政赤字2.4%と経済成長目標1.5%をいずれも変更しない方針を明らかにしましたが、事前にある程度織り込まれていたためか発表後の為替市場に対する影響は限定的でした。

昨晩はまた原油価格が12営業日連続で下落、原油先物昨晩は7%超下落して下げ幅はここ3年で最大を記録、今年再安値となる55ドル台で推移していて、資源国通貨やエネルギー関連株の上値を重くしています。

ドル円は114円の攻防が続きますが、昨晩多くの材料が出てやや消化不良気味。週後半は米欧でCPI等重要指標の発表も多くなる中、本日日中は材料の取捨選択をしながらの方向感探りの動きとなりそうです。この後8:50から本邦7-9期のGDPの速報値の発表があります。

ドル円小動き、材料多く方向感探り

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