ユーロドル夕刻急落、年初来安値更新(11/12夕)

12日の東京市場でユーロドルは急落。節目とみられていた8/15の年初来安値1.1301を割り込み、一時1.1240まで下落、

ユーロドル夕刻急落、年初来安値更新(11/12夕)

ユーロドル夕刻急落、年初来安値更新

12日の東京市場でユーロドルは急落。節目とみられていた8/15の年初来安値1.1301を割り込み、一時1.1240まで下落、東京時間17:30現在は1.1250近辺で取引されています。

先週末の海外市場では米中間選挙、FOMC等のイベント終了後、再びイタリアの財政問題に焦点が当たりはじめたこと、前週には大きく進展したと思われたイギリスのEU離脱に再び暗雲がたれ込めてきたことなどからユーロ売りが優勢となり、ユーロは一時安値1.1316まで売り込まれました。
週明けのアジア市場でも同水準の安値圏で取引が始まり、昼過ぎまではじり高に推移して1.1331の高値をつけたものの、その後は再びユーロ売り優勢となり、節目とみられていた1.1301-00レベルを割り込むと一気に売りが加速する形となりました。

現在のユーロドルは2017年6月以来約1年4ヶ月ぶりのユーロ安水準。
為替市場は明日に控えたイタリアのEUへの予算案再提出期限を前に、財政赤字縮小に応じる様子のないイタリア政府に不信感をつのらせています。

テクニカルには現在のユーロドルのターゲットは2017年1月につけた15年来の安値1.0341から今年2月の高値1.2555までの上昇の61.8%戻しにあたる1.1187。

序盤の欧州株価指数先物は「震源地」イタリアを除き、ユーロ安を受けて概ね上昇して始まっています。
本日この後海外時間に大きな指標等の発表は予定されていません。

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