ドル円反落 米国株はふたたび大幅安(11/13朝)

週明けの海外市場でドル円は反落。昨日の東京市場では米金利先高感からドル円は一時114円台に上昇したものの、

ドル円反落 米国株はふたたび大幅安(11/13朝)

ドル円反落 米国株はふたたび大幅安

週明けの海外市場でドル円は反落。昨日の東京市場では米金利先高感からドル円は一時114円台に上昇したものの、週明けの欧米株式市場が総じて軟調となったことから、円が買い戻される動きとなりました。ドル円は結局114円台を維持できず、東京時間7:00現在は113.85レベルでの取引です。

昨晩は米国がベテランズデイで債券市場が休場、大きな経済指標の発表も無く手がかり難の中で、アップルなどのハイテク株や金融株が主導して米国株が再び大きく下げる展開となりました。NYダウは終値で602ドル安、他の米株価指数、序盤は堅調だった欧州株もすべてマイナス圏で終了しています。

一方でドルは円以外の主要通貨に対しては上昇。英国ではEU離脱交渉の内容に反発し新たに4閣僚が辞任、メイ首相が交渉は大詰めを迎えているとしながらも「交渉は非常に難しい」などと発言したこともあり、ポンドやユーロが軟調となりました。ユーロドルは年初来安値を更新し一時1.1216をつけています。

10月の大幅下落からようやく立ち直ったかに思えた株式市場の不安が再燃したことで為替市場は危険回避の円買い、ドル買いが強まっています。ただ前月同様反応は鈍く、ドル円は前週末の水準に戻した程度の動き。

尚、本日イタリアはEUに対する予算案の再提出期限を迎えますが、トリア財務相が「予算見直しは自殺行為となる」などと発言、イタリア政府は対決姿勢を崩しておらず、こちらも為替市場のリスク回避の動きに拍車をかけた形となっており、成り行きが注目されます。

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