オーストラリア 9月小売売上高結果
9月小売売上高実績 前月比+0.2%(予想+0.3%)
11月2日、日本時間9時30分公表済
9月の小売売上高は予想を若干下回る0.2%となりました。
8月数値(0.3%)は変わっていません。
3ヶ月毎の推移は、今年1Q平均は+0.23%で、2Q平均は+0.43%、3Q平均は+0.17%になりましたので、GDPベースではマイナス要因となります。GDPに占める消費の割合は約60%ですので、昨日の貿易収支の好数値は打ち消してしまうことになります。
豪ドル対米ドルの為替は発表前と発表後ではほとんど動いていません。
しかしながら、昨日は米ドル全面安の流れに、20営業日横這っていた0.7040〜0.7150米ドルレンジを上抜けました。現在は今年2月から続いている0.6950〜0.7240米ドルにある豪ドル安トレンドラインの上限を試す流れになっています。上限タッチまではこの間に3回あり、上限手前の40ピップス程度手前は2回あり、現在は丁度3回目になっています。従い、この0.7200〜0.7240ゾーンの抵抗線をどの様にトライできるか正念場となっています。
シカゴポジションのショートが大きく、しかも年度末決算が来ますので、トレンドライン自体の抜けも考慮に入れる時間帯に入るかもしれません。下値は0.7150米ドル以下に戻るとこのトレンドラインは今回維持されたことになります。
(11月2日11:15、1豪ドル=0.7199米ドル)
主なセクター別内容は(前月比ベース)上記となっています。
6業種分類で1業種がマイナスでしたが、伸びゼロが3業種ありました。
( )内数値は前回改訂前発表値です。
上図は豪州統計局作成の小売売上高の実数チャートで、8月と9月を比較しています。青い○印内にある季節調整済ライン(灰色)とトレンドライン(黒)は上向きを続けていますが、若干傾きが緩やかになりました。それでも着実に上昇しています。
オーダー/ポジション状況
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