豪ドル/円、足元を固める動き。下値リスクがより高い状態は変わらず。
10/31に発表されたオーストラリアの第3四半期CPIは前期比+0.4%、前年比では+1.9%とほぼ市場の予想通りの内容となりました。これに対する市場の反応は鈍く、海外の不確定要因=米中貿易摩擦問題の行方や不安定な株式市場の動向に左右される展開となっています。
チャートを見ると、日足は10/26に付けた78.57を直近安値として上値余地を探る動きに転じており、10/30の陽線が低位揉み合いから頭一つ抜け出した位置で終えており、反発余地を探る動きが強まっています。現状は短期トレンドの変化が確認出来ませんが、80.50超えで終えれば下値リスクがやや後退、81.00-10の抵抗をクリアすれば一旦底打ちした可能性が高くなります。しかしこの場合でも82円台で越週するまでは下値リスクを残します。
日足の上値抵抗は80.50-60、81.00-10に、下値抵抗は79.20-30にあります。79円割れで終えた場合は再び下値リスクが高くなります。21日移動平均線は79.92にあり、これを上抜け始めていますが、120日、200日線は81.56と82.29にあり、中期トレンドは豪ドル弱気の流れを変えていません。
一方直近の週足は実体が小さく下ヒゲがやや長い陰線引けとなりました。下値トライには失敗しましたが、80円台に実体を戻せずに越週しており、また、上値を切り下げる流れにも変化が認められません。
今週は下値トライに失敗した反動で上値余地を探る動きが強まっていますが週足の上値抵抗が80.50-60、81.70-80に位置しており、82円越えで越週するまでは下値リスクにより警戒が必要です。週足の下値抵抗は79.30-40、78.50-60にあります。79円割れで越週した場合は再び下値リスクが高くなります。31週、62週移動平均線は81.67と83.93に位置しており、中期トレンドは豪ドル弱気の流れです。
また、10月足が再び陰線引けとなり、80円台を維持出来ずに越月しており、下値リスクがやや高い形で越月したこと、31ヶ月移動平均線が83.11に位置していることから、長期トレンドは83円越えで越月しない限り下値リスクがより高い状態です。
豪ドル/円【週足】:(10/31現在31週移動平均線と62週線が81.67と83.93にあり、中期トレンドは豪ドル弱気の流れに変化が認められない)
オーダー/ポジション状況
関連記事
-
米ドル(USD)の記事
Edited by:田代 昌之
2024.12.03
東京市場のドルは150円台を回復、海外時間ではハト派な要人発言でドル売りを優勢(24/12/3)
東京時間(日本時間8時から15時)のドル・円は、日本株が大幅高となったことでリスク先行のドル買いが強まり150円台を回復した。
-
ユーロ(EUR)の記事
Edited by:川合 美智子
2024.12.03
ユーロ円 下値リスクが高い状態続く(24/12/3)
チャートを見ると、直近の日足は続落し、上値を急角度で切り下げています。
-
オーストラリアドル(AUD)の記事
Edited by:橋本 光正
2018.11.02
オーストラリア 9月小売売上高結果(18/11/2)
9月の小売売上高は予想を若干下回る0.2%となりました。
- 「FX羅針盤」 ご利用上の注意
- 掲載している情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。
- 掲載している商品やサービス等の情報は、各事業者から提供を受けた情報または各事業者のウェブサイト等にて公開されている特定時点の情報をもとに作成したものです。
- 当サイトはFXに関する情報の提供を目的としています。当サイトは、特定の金融商品の売買等の勧誘を目的としたものではありません。
- FXに関する取引口座開設、取引の実行並びに取引条件の詳細についてのお問合せ及びご確認は、利用者ご自身が各FX取扱事業者に対し直接行っていただくものとします。また、投資の最終判断は、利用者ご自身が行っていただくものとします。
- 当社はFX取引に関し何ら当事者または代理人となるものではなく、利用者及び各FX取扱事業者のいずれに対しても、契約締結の代理、媒介、斡旋等を行いません。したがって、利用者と各FX取扱事業者との契約の成否、内容または履行等に関し、当社は一切責任を負わないものとし、FX取引に伴うトラブル等の利用者・各FX取扱事業者間の紛争については両当事者間で解決するものとします。
- 当社は、当サイトにおいて提供する情報の内容の正確性・妥当性・適法性・目的適合性その他のあらゆる事項について保証せず、利用者がこれらの情報に関連し損害を被った場合にも一切の責任を負わないものとします。
- 当サイトにおいて提供する情報の全部または一部は、利用者に対して予告なく、変更、中断、または停止される場合があります。
- 当サイトには、他社・他の機関のサイトへのリンクが設置される場合がありますが、当社はこれらリンク先サイトの内容について一切関知せず、何らの責任を負わないものとします。
- 当サイト上のコンテンツに関する著作権は、当社もしくは当該コンテンツを創作した著作者または著作権者に帰属しています。
- 当社は、当社の事前の許諾なく、当サイト上のコンテンツの全部または一部を、複製、改変、転載等により利用することを禁じます。
- 当サイトのご利用に当たっては上記注意事項をご了承いただくほか、FX羅針盤利用規約にご同意いただいたものとします。