オーストラリアドル週報(2018年11月第1週)

10/31に発表されたオーストラリアの第3四半期CPIは前期比+0.4%、前年比では+1.9%とほぼ市場の予想通りの内容となりました。

オーストラリアドル週報(2018年11月第1週)

豪ドル/円、足元を固める動き。下値リスクがより高い状態は変わらず。

10/31に発表されたオーストラリアの第3四半期CPIは前期比+0.4%、前年比では+1.9%とほぼ市場の予想通りの内容となりました。これに対する市場の反応は鈍く、海外の不確定要因=米中貿易摩擦問題の行方や不安定な株式市場の動向に左右される展開となっています。

チャートを見ると、日足は10/26に付けた78.57を直近安値として上値余地を探る動きに転じており、10/30の陽線が低位揉み合いから頭一つ抜け出した位置で終えており、反発余地を探る動きが強まっています。現状は短期トレンドの変化が確認出来ませんが、80.50超えで終えれば下値リスクがやや後退、81.00-10の抵抗をクリアすれば一旦底打ちした可能性が高くなります。しかしこの場合でも82円台で越週するまでは下値リスクを残します。
日足の上値抵抗は80.50-60、81.00-10に、下値抵抗は79.20-30にあります。79円割れで終えた場合は再び下値リスクが高くなります。21日移動平均線は79.92にあり、これを上抜け始めていますが、120日、200日線は81.56と82.29にあり、中期トレンドは豪ドル弱気の流れを変えていません。

一方直近の週足は実体が小さく下ヒゲがやや長い陰線引けとなりました。下値トライには失敗しましたが、80円台に実体を戻せずに越週しており、また、上値を切り下げる流れにも変化が認められません。
今週は下値トライに失敗した反動で上値余地を探る動きが強まっていますが週足の上値抵抗が80.50-60、81.70-80に位置しており、82円越えで越週するまでは下値リスクにより警戒が必要です。週足の下値抵抗は79.30-40、78.50-60にあります。79円割れで越週した場合は再び下値リスクが高くなります。31週、62週移動平均線は81.67と83.93に位置しており、中期トレンドは豪ドル弱気の流れです。

また、10月足が再び陰線引けとなり、80円台を維持出来ずに越月しており、下値リスクがやや高い形で越月したこと、31ヶ月移動平均線が83.11に位置していることから、長期トレンドは83円越えで越月しない限り下値リスクがより高い状態です。

豪ドル/円、足元を固める動き。下値リスクがより高い状態は変わらず。

豪ドル/円【週足】:(10/31現在31週移動平均線と62週線が81.67と83.93にあり、中期トレンドは豪ドル弱気の流れに変化が認められない)

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