ニュージーランド第3・四半期消費者物価指数予想
発表予定:日本時間2018年10月16日朝6時45分
消費者物価指数の四半期推移と3四半期移動平均
(2018年2Qまで、黒い線の右側は今回3Qの予想値)
移動平均線(オレンジ色)は2017年初から下降線を辿っていましたが、昨年4Qを底に緩やかな上昇で推移しています。それでも、インフレを心配するほどの上がり方にはなっていません。
明日の数値も9月27日のニュージーランド中銀の金融政策要旨に沿った動きになりそうです。
その内容をご参考までに下記します。
「…コアインフレが中銀目標の中間値に向けて上がっている初期の兆候は歓迎すべきことである。より高い原油価格が直近のインフレを押し上げそうだ。しかし、そのボラティリティはまだ適切な水準にあるようだ。消費者物価インフレは我々の年率2%目標に近付いてくると見ている。」
下記の年率ベースを見るとそれがはっきりしています。
インフレは中銀の目標レンジ内で推移し、中銀目標値の中間に近付く動きになっています。まだ2017年1Qのピークには届きませんが、中銀が引き締めに舵を切り替えるには目標レンジの上限に届くような数値が必要になります。
年率ベースの消費者物価指数と中銀インフレ目標値(1〜3%)
…今回の予想値を加味(黒い線より右が今回予想値平均、赤い線は中銀インフレ目標値)
明日の数値が予想を上回る様(特に年率ベースが重要になります)だと、米ドル全面安の地合いではNZドルが買われる材料になりそうです。
(10月15日16時10分、1NZドル=0.6515米ドル)
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