NZの8月住宅建設許可件数結果
日本時間2018年9月28日公表分
NZの8月住宅建設許可件数は大きく改善しました。しかしながら、前年比ベースでは依然マイナスです。
下のチャートを見ても紫のトレンドラインは下向きのままで、季節調整済のオレンジ色もそのトレンドラインまでを回復したに過ぎない数値となっています。9月21日に発表された2018年8月の純移民数は63,300人増で、人口増は継続していますが、2017年8月比ベースでは▼8,800人となっており、純流入数が下降線を辿っています。住宅回復には道のりが険しい感じです。
NZ統計局、青が2011年からの推移。紫:トレンド、オレンジ:季節調整済数値、青の折れ線:各月の実質
NZドル/米ドル相場は発表前に0.6610〜15米ドル付近で推移していましたが、発表後は0.6606米ドル絡みまでと、約10ピップス程度の下落に留まり、その後は0.6615米ドル付近まで小戻ししています。あまり重要視されている経済指標ではないですが、景気先行の指標の1つなので、先行きの住宅関連は依然低迷が続きそうです。
相場の流れはNZドル安抵抗線を上抜けした後に0.67米ドルまでの高値がありましたが、その後反落して0.66丁度米ドルのサポートに掛かっています。先週上抜けたNZドル安トレンドラインの上限が0.6570〜80米ドルにあるので、これ以下に潜りこむと再び短期もNZドル安に入りそうです。上値は0.6660、0.6700〜10米ドルに抵抗線あります。
(9月28日10:00、1NZドル=0.6616米ドル)
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