ニュージーランドドル週報(2018年9月第4週)

NZ中銀は政策金利を現行の1.75%に据え置きました。中銀の議事録要旨も特に金融政策の変更を窺わせる内容は見当たりませんでした。

ニュージーランドドル週報(2018年9月第4週)

NZ/円、短期は上昇余地を探る動きが継続中。中期はNZ弱気。

9/27、NZ中銀は政策金利を現行の1.75%に据え置きました。中銀の議事録要旨も特に金融政策の変更を窺わせる内容は見当たりませんでした。これに対する為替市場の反応は鈍く、むしろ昨日のFOMCで0.25%の利上げを決定後の記者会見でパウエルFRB議長が貿易摩擦への懸念を表明したことから、クロス/円の上値が全般的に重い展開となっています。

チャートを見ると、日足は9/10に付けた72.26を直近安値として下値を切り上げる流れを維持していますが、75円台乗せを見たところから足踏み状態となっています。直近の日足(9/26)も上ヒゲが長く、上値トライに失敗した形となっており、この反動でやや上値が重い展開となっています。日足の上値抵抗は75.50-60、76.20-30に、下値抵抗は74.20-30、73.50-60にあります。短期トレンドは74円割れで下値リスクが点灯、73.50割れで終えた場合は再び弱気に転換します。21日移動平均線は73.84にあり、短期トレンドをサポートしていますが、120日、200日線は75.57と78.84に位置しており、中期トレンドはNZ弱気の流れにあります。

一方週足は、2週連続陽線引けとなり上値余地を探る動きに繋げています。また、直近の陽線が高値圏で引けており、上昇余力を残し形であることから目先は下値余地が限られる展開が予想されます。一方で、今年1月に付けた81.57を起点として上値を切り下げる流れからは上抜けきれておらず、この週足の抵抗が75.70-80にあることから、これをしっかり上抜けて越週するまでは下値リスクにも注意が必要でしょう。また、これを上抜けた場合でも78〜79円台に長期的な上値抵抗が控えており、簡単には上抜けないでしょう。
今週の週足の上値抵抗は75.70-80、76.20-30に、下値抵抗は73.50-60にあります。31週、62週移動平均線は75.79と77.64にあり、中期トレンドはNZ弱気の流れに変化が認められません。

NZ/円、短期は上昇余地を探る動きが継続中。中期はNZ弱気。

NZ/円【週足】:(9/26現在31週、62週移動平均線は75.79と77.64にあり、中期トレンドはNZ弱気の流れに変わりない。)

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