ドル円154円近辺、新規材料多く消化不良気味か (11/26午前)

26日午前の東京市場でドル円は方向感に欠ける動き。

ドル円154円近辺、新規材料多く消化不良気味か (11/26午前)

ドル円154円近辺、新規材料多く消化不良気味か

26日午前の東京市場でドル円は方向感に欠ける動き。朝方、154.15レベルで取引の始まったドル円は、午前中153.84-154.49レンジでのもみあいに終始。東京時間正午現在は153.95での取引です。

日経平均株価は、トランプ大統領がSNS上で中国からの全輸入品に10%の追加関税を課すと発表したこと等が嫌気され売りが先行。また、カナダ、メキシコに対しても25%の関税を課すともコメントしており、警戒感が広がっています。日経平均株価は情報技術系銘柄、エネルギー関連銘柄、輸出関連銘柄等が主導してほぼ全業種で売られ、一時700円超下げましたが、前場終わりにかけてはやや買い戻しも入り、519円安で午前の取引を終了しています。

昨晩海外市場では、次期米財務長官にウォール街出身のベッセント氏の起用が発表されたことで、トランプ次期大統領の金融・財政政策の極端な影響は回避されるとの楽観的な見方が広がりました。また、イスラエルがヒズボラと数日以内に停戦合意に至る可能性があると報道され、この二つのニュースが市場を動かしました。これらは、基本的にはいずれもリスク回避的な動きを巻き戻させるニュースであったことから、避難的に買われていた米国債は売られ、米長期金利は低下、米株価は上昇、金、原油価格が大幅に下落しています。
ドル円は、米国時間の米長期金利低下につれて、欧州時間の高値154.72から深夜にかけて153.63まで急落しましたが、その後はベッセント氏の起用が為替相場に与える影響への見方が分かれたこともあり方向感を失い、154円台前半でのもみあいとなり154.17でアジア時間を迎えています。

テクニカルにはドル円は、昨晩の急落で一時21日移動平均線(本日153.92付近)を割り込み、ドル買い地合いがやや弱まっています。本日午前中は21日線をサポートとした動きとなっていますが、割り込んだ場合には一段と下値を広がる動きにもつながることから、午後以降の両者の位置関係に要注意です。

ドル円154円近辺、新規材料多く消化不良気味か

ドル円日足

オーダー/ポジション状況

関連記事

「FX羅針盤」 ご利用上の注意
掲載している情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。
掲載している商品やサービス等の情報は、各事業者から提供を受けた情報または各事業者のウェブサイト等にて公開されている特定時点の情報をもとに作成したものです。
当サイトはFXに関する情報の提供を目的としています。当サイトは、特定の金融商品の売買等の勧誘を目的としたものではありません。
FXに関する取引口座開設、取引の実行並びに取引条件の詳細についてのお問合せ及びご確認は、利用者ご自身が各FX取扱事業者に対し直接行っていただくものとします。また、投資の最終判断は、利用者ご自身が行っていただくものとします。
当社はFX取引に関し何ら当事者または代理人となるものではなく、利用者及び各FX取扱事業者のいずれに対しても、契約締結の代理、媒介、斡旋等を行いません。したがって、利用者と各FX取扱事業者との契約の成否、内容または履行等に関し、当社は一切責任を負わないものとし、FX取引に伴うトラブル等の利用者・各FX取扱事業者間の紛争については両当事者間で解決するものとします。
当社は、当サイトにおいて提供する情報の内容の正確性・妥当性・適法性・目的適合性その他のあらゆる事項について保証せず、利用者がこれらの情報に関連し損害を被った場合にも一切の責任を負わないものとします。
当サイトにおいて提供する情報の全部または一部は、利用者に対して予告なく、変更、中断、または停止される場合があります。
当サイトには、他社・他の機関のサイトへのリンクが設置される場合がありますが、当社はこれらリンク先サイトの内容について一切関知せず、何らの責任を負わないものとします。
当サイト上のコンテンツに関する著作権は、当社もしくは当該コンテンツを創作した著作者または著作権者に帰属しています。
当社は、当社の事前の許諾なく、当サイト上のコンテンツの全部または一部を、複製、改変、転載等により利用することを禁じます。
当サイトのご利用に当たっては上記注意事項をご了承いただくほか、FX羅針盤利用規約にご同意いただいたものとします。

ページトップへ戻る