ユーロ円 上値の重い展開続く(24/11/26)

ユーロ/円は162円超えの抵抗をこなしきれずに161円台後半に押し戻されて終えています。

ユーロ円 上値の重い展開続く(24/11/26)

上値の重い展開続く

昨日の海外市場では、地政学的リスクやシカゴ連銀全米活動指数がやや弱く、米長期金利が低下したことから、対ドルで円買いが優勢となりました。一方ユーロについてはECBレーンチーフエコノミストが大幅利下げの可能性を示唆したことから、主要通貨に対して上値を抑えられる展開となり、ユーロ/円は162円超えの抵抗をこなしきれずに161円台後半に押し戻されて終えています。

上値の重い展開続く

チャートを見ると、直近の日足は値幅の小さい陽線で終え、小幅上昇して引けました。前日の下ヒゲの長い陰線が下値トライに大きく失敗したこと、160.00近辺の中期的な下値抵抗に跳ね返されたたことから、上値トライの動きが強まりましたが、一方で、上値を切り下げる流れに変化が認められないことや、直近の陽線が上昇エネルギーの強いものではないので、上値余地も限られ易く、大幅続伸にも繋がり難い状態です。また、160円を割り込んで終えた場合は強い下値抵抗を下抜けた反動で新たな下落リスクが生じます。短期トレンドは“ニュートラルからやや弱気”の状態にあり、164.50超えで終えない限り、日足の形状が改善せず、下値リスクがより高い状態です。上値抵抗は161.70-80,162.20-30,162.50-60,163.10-20に、下値抵抗は160.80-90,160.30-40,160.00±10銭にあります。

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