ユーロ円 テクニカル週報(2024年11月第4週)

直近の日足は前日足から大きく下寄りのスタートとなり実体の小さい陰線引けとなりました。

ユーロ円 テクニカル週報(2024年11月第4週)

160円台に強い下値抵抗あり。157円割れで越週した場合は一段の下落へ

直近の日足は前日足から大きく下寄りのスタートとなり実体の小さい陰線引けとなりました。上下の攻めに失敗した形となっており、この陰線の値幅内(高値162.49と安値159.91)で上下する展開が予想されますが、トレンドが弱い状態にあるので引き続き下値リスクにより警戒が必要です。短期トレンドは162.50超えで終えれば“ニュートラル”な状態に戻しますが、164.50-60の抵抗を上抜けて終えない限り、上値余地も拡がり難く、下値リスクを残します。
また、158円を割り込んで終えた場合は下値リスクが点灯、157円を割り込んで終えた場合は新たな下げトレンド入りの可能性が高くなり、155円台の抵抗を切り崩しつつ150円方向への一段のユーロ下落に繋がり易くなります。

160円台に強い下値抵抗あり。157円割れで越週した場合は一段の下落へ

日足の上値抵抗は161.40-50,161.80-90,162.30-40,163.20-30に、下値抵抗は160.70-80,160.30-40,160.00±10銭、159.50-60にあります。159円も割り込んで終えた場合は新たな下落リスクが生じます。
21日、120日、200日移動平均線は、164.48,164.59,164.95に位置しており、収束中のこれらを下抜けて短期レンドは“ユーロ弱気”の流れにあります。

一方週足は3手連続陰線引けとなり、上値を切り下げる流れに変わりありません。また、直近の陰線が、162円台半ばにあった下値抵抗を下抜けており、2022年3月に付けた124.40を基点とする長期的なサポートラインから再び下抜けて新たな下落リスクが生じています。現状は160.00±10銭に強い横サポートがあり、これには一旦跳ね返された格好ですが、再び割り込んだ場合は157〜158円台にある強い抵抗をトライする動きが強まり易くなります。
さらに、157円も割り込んで越週した場合は、2022年3月に付けた124.40と9月に付けた直近安値155.15を結ぶサポートラインも下抜けたことにより、新たな下げエネルギーを得て155円台の抵抗を切り崩しつつ150円方向への一段の下落に繋がり易くなります。
逆に下値トライに失敗して163円台に乗せて越週した場合は、下値リスクがやや後退、164.70-80の抵抗をクリアして165円台に乗せて越週した場合は“強気”に変化して一段の上昇に繋がり易くなります。

160円台に強い下値抵抗あり。157円割れで越週した場合は一段の下落へ 2枚目の画像

今週の週足ベースで見た上値抵抗は、161.80-90,163.00-10,163.90-00,164.70-80に、下値抵抗は160.00-10,158.80-90,157.50-60,157.00-10にあります。

上値は、161.40-50に軽い抵抗が、161.80-90,162.30-40,162.70-80に強い抵抗が出来ていますが、全てクリアして終えれば“ニュートラル”な状態に戻します。この場合でも164.70-80に強い抵抗が控えており、これをクリアして165円台に乗せて終えない限り、下値リスクを残します。
下値は160.80-90、160.60-70,160.30-40,160.00±10銭に強い抵抗が控えており、これらを守り切って反発に転ずる可能性を残していますが、160円を割り込んで終えた場合は、159.60-70,159.30-40,159.00-10にある抵抗をどこまで切り崩せるかトライする動きへ。全て下抜けて終えた場合は157.50〜158.50ゾーンにある中期的な下値抵抗をトライする動きに繋がり易くなります。さらに157円台を守り切れずに越週した場合は、150円方向への新たな下落リスクが生じます。

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