ドル円 テクニカル週報(2024年11月第4週)

直近の日足は先週末の東京市場で(9:00am)前日足から下寄りのスタートとなりましたが、153.90-00の下値抵抗に跳ね返されて小陽線で切り返しています。

ドル円 テクニカル週報(2024年11月第4週)

ドルやや強気の流れを維持。153.50以下で終えた場合は下値リスクが点灯

直近の日足は先週末の東京市場で(9:00am)前日足から下寄りのスタートとなりましたが、153.90-00の下値抵抗に跳ね返されて小陽線で切り返しています。下値を切り上げる流れを維持しており、上値トライの可能性に繋げていますが、直近の陽線が上昇エネルギーの強いものではないことや、上値を若干切り下げており、155.40-50の抵抗を上抜けて終えるまでは下値リスクにも注意が必要です。
また、これを上抜けて終えた場合でも156.10-20,156.50-60の抵抗を全て上抜けて終えるか、週足が156円台に乗せて終えるまでは上値余地も拡がり難い状態です。

一方下値も、154.00-10,153.60-70にやや強い抵抗が出来ており、153.50以下で終えない限り、下値余地も拡がり難い状態です。但し、153.50以下で終えた場合は短期的なサポートラインを下抜けて下値リスクが点灯、153円を割り込んで終えた場合は、調整下げの範囲内から逸脱してドルの下落余地がさらに拡がり易くなります。
さらに、149円を割り込んで終えた場合はこのトレンドの立ち上げ時に残した144〜145円台の足元の弱さを固め直す動きが強まり易くなります。

ドルやや強気の流れを維持。153.50以下で終えた場合は下値リスクが点灯

日足の上値抵抗は155.10-20,155.40-50,156.10-20,156.50-60に、下値抵抗は154.00-10,153.60-70,153.00±10銭、151.80-90にあります。
21日、120日、200日移動平均線は153.80,151.17,151.95に位置しており、短期トレンドをサポート中ですが、153円を割り込んで終えた場合は短期トレンドの変化に要注意。

一方直近の週足を見ると、実体が小さく上下にヒゲのある陽線引けとなりました。上下の抵抗を攻めきれずに週初の寄り付き水準近くで引けており、週初から上値トライの動きが強まると見られますが、前週足が上値トライに失敗していることや、直近の陽線が強い上昇エネルギーを持ったものではないことから、上値トライに失敗する可能性にも注意が必要です。
また、153.00-10に週足ベースで見た強い下値抵抗がありますが、これを割り込んで越週した場合は、2022年3月に付けた114.65を基点とする中・長期的なサポートラインを再び下抜けて、下値リスクが点灯します。さらに150円を割り込んで越週するか、日足が149円を割り込んで終えた場合は144〜145円方向への新たな下落リスクが生じます。

逆に、155.80-90の抵抗を上抜けて越週するか、日足が156.50-60の抵抗を上抜けて終えれば“強気”の流れに戻して上値余地が拡がり易くなります。157.20〜157.40ゾーンに週足ベースで見た強い上値抵抗がありますが、これを上抜けて越週すれば中・長期的な上値抵抗ポイントである158.10〜158.50をトライする動きへ。

ドルやや強気の流れを維持。153.50以下で終えた場合は下値リスクが点灯 2枚目の画像

今週の週足ベースで見た上値抵抗は155.80-90,156.80-90,157.20-157.40に、下値抵抗は153.00-10,152.40-50,150.20-30にあります。
31週、62週移動平均線は152.15と150.36に位置しており、短・中期トレンドは“ドル強気”の流れにありますが、150円を割り込んで越週した場合は中期トレンドの変化に要注意。

上値は、155.10-20にやや強い抵抗が出来ていますが、これを上抜けて終えた場合は、155.40-50,155.80-90,156.10-20,156.50-60にある強い抵抗をどこまでクリア出来るかトライする動きへ。全て上抜けて終えた場合は、上値余地がもう一段拡がり易くなり、156.90-00,157.20-30,157.40-50,157.80-90,158.10-20,158.40-50にある抵抗をどこまでクリア出来るかトライする動きへ。続伸した場合でも158円台の抵抗は厚く、簡単には上抜けないでしょう。
下値は、154.20-30に軽い抵抗が、154.00±10銭、153.60-70に強い抵抗がありますが、153.50以下で終えた場合は日足の形状が悪化して下値リスクが点灯、153円台を割り込んで終えた場合は短期トレンドが変化して150〜151円台の抵抗をトライする動きへ。
さらに149.60-70,149.30-40,149.00-10の抵抗全て切り崩して終えた場合は新たな下落リスクが生じて144〜145円方向への一段のドル下落に繋がり易くなります。

オーダー/ポジション状況

関連記事

「FX羅針盤」 ご利用上の注意
掲載している情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。
掲載している商品やサービス等の情報は、各事業者から提供を受けた情報または各事業者のウェブサイト等にて公開されている特定時点の情報をもとに作成したものです。
当サイトはFXに関する情報の提供を目的としています。当サイトは、特定の金融商品の売買等の勧誘を目的としたものではありません。
FXに関する取引口座開設、取引の実行並びに取引条件の詳細についてのお問合せ及びご確認は、利用者ご自身が各FX取扱事業者に対し直接行っていただくものとします。また、投資の最終判断は、利用者ご自身が行っていただくものとします。
当社はFX取引に関し何ら当事者または代理人となるものではなく、利用者及び各FX取扱事業者のいずれに対しても、契約締結の代理、媒介、斡旋等を行いません。したがって、利用者と各FX取扱事業者との契約の成否、内容または履行等に関し、当社は一切責任を負わないものとし、FX取引に伴うトラブル等の利用者・各FX取扱事業者間の紛争については両当事者間で解決するものとします。
当社は、当サイトにおいて提供する情報の内容の正確性・妥当性・適法性・目的適合性その他のあらゆる事項について保証せず、利用者がこれらの情報に関連し損害を被った場合にも一切の責任を負わないものとします。
当サイトにおいて提供する情報の全部または一部は、利用者に対して予告なく、変更、中断、または停止される場合があります。
当サイトには、他社・他の機関のサイトへのリンクが設置される場合がありますが、当社はこれらリンク先サイトの内容について一切関知せず、何らの責任を負わないものとします。
当サイト上のコンテンツに関する著作権は、当社もしくは当該コンテンツを創作した著作者または著作権者に帰属しています。
当社は、当社の事前の許諾なく、当サイト上のコンテンツの全部または一部を、複製、改変、転載等により利用することを禁じます。
当サイトのご利用に当たっては上記注意事項をご了承いただくほか、FX羅針盤利用規約にご同意いただいたものとします。

ページトップへ戻る