ユーロ レンジ上限でのもみ合い
週末の東京市場でユーロドルは1.17台後半でもみ合いとなりました。日中は7月以降の膠着相場の上限と目されていた7/9高値1.1791を目前に足踏みが続きましたが、夕刻欧州勢参入後はユーロ買いが強まり、一時6/14以来約3ヶ月ぶりに1.18に到達、その後やや戻したもののレンジの上限付近での取引が続いています。
昨晩も海外市場では米中貿易摩擦に対する楽観的な見通しが継続、ドルがリスク回避の巻き戻しで、円以外の主要通貨に対して続落したことから、ユーロドルは1.1750を上抜け、膠着相場の上限と目されていた1.1750-1.18レンジに入りました。これを受けた東京時間も1.1770レベルを足がかりとして底堅い動きが続き、欧州時間に入り再びユーロ買いが強まっています。
ユーロドルは8月のトルコリラの急落時の短期の下落を除けば、基本1.1509-1.1791レンジ、もう少し広くとれば1.1509-1.1851レンジ内で取引されてきましたが、ここへ来て上方へブレイクする可能性が高まってきました。
当面のターゲットは上記6/14高値や、4月以降のユーロ下落局面の起点1.2414から8月中旬のトルコショック時の安値1.1301までの下げの半値戻しの水準である1.1850-60レベル。そこを上抜けると、本格的なユーロの反発局面に入る可能性があります。
序盤の欧州株価指数先物は米国、アジアの株高を受けてほぼ全面高、今晩この後は22:45に米製造業PMIの発表がありますが、他に大きな経済イベントは予定されていません。
ユーロドル日足
オーダー/ポジション状況
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