ニュージーランドドル週報(2018年9月第3週)

9/20に発表されたNZの第2四半期GDPは前期比+1.0%と2年振りの大幅な伸びとなり、市場予想の+07%を上回る好数値となりました

ニュージーランドドル週報(2018年9月第3週)

NZ/円、短期は反転、上昇余地を探る動き。中期はNZ弱気の流れに変化なし

9/20に発表されたNZの第2四半期GDPは前期比+1.0%と2年振りの大幅な伸びとなり、市場予想の+0.8%を上回る好数値となりました。サービス産業の+1.0%が寄与した内容で、為替市場はこれを受けて対ドル、対円で上昇しています。景況感も良く、また、米中貿易摩擦問題に関して足元の警戒感がやや後退していることもNZドルの買い戻しの動きに繋がっていると見られます。

チャートを見ると、日足は9/10に付けた72.26を直近安値として反発に転じていますが、4/13に付けた79.61を起点として上値を切り下げる流れには変化が認められません。この日足の上値抵抗は75.00-10にあります。一方で、下値も、72円台にある中期的な下値抵抗に跳ね返されたことや、8/13に付けた82.36と9/10の72.26で短期的なダブルボトムを形成しており、短期的には一旦底打ち、上値トライの動きが強まる可能性が高いと見られます。
短期トレンドは72円割れで終えない限り、ニュートラルからNZやや強気の状態に変化しています。日足の上値抵抗は75.00-10、75.80-90に、下値抵抗は73.40-50、73.00-10にあります。21日移動平均線は73.63にあり、これを上抜けていますが、120日、200日線は75.70と76.93に位置しており、中期トレンドはNZ弱気の流れに変化が認められません。

週足は、前週の陰線を陽線で切り返して続落を食い止めており、今週はこの流れを受けて上値トライの動きが先行しています。一方で、今年1月に付けた81.57を起点として上値を切り下げる流れからは上抜けておらず、この週足の抵抗が75.00-10に位置していることから、これをしっかり上抜けて越週するまでは下値リスクを残します。
また、これを上抜けた場合でも78〜79円台に長期的な上値抵抗が控えており、簡単には上抜けないでしょう。今週の週足の上値抵抗は75.00-10、75.80-90に、下値抵抗は72.20-30にあります。可能性はやや低いと見ますが、72円割れで越週した場合は立ち上げの可能性を打ち消します。31週、62週移動平均線は75.75と77.75にあり、中期トレンドはNZ弱気の流れに変化が認められません。

NZ/円、短期は反転、上昇余地を探る動き。中期はNZ弱気の流れに変化なし

NZ/円【週足】:(9/19現在31週、62週移動平均線は75.85と77.75にあり、中期トレンドはNZ弱気の流れに変わりない。)

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