過去7年間の豪州株式・NZ株式及び為替の動き29

9月に入り、NZ株も日米株価同様に調整地合いとなっています。

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過去7年間の豪州株式・NZ株式及び為替の動き29

過去7年間の豪州株式・NZ株式及び為替の動き29

過去7年間の豪州株式・NZ株式及び為替の動き29

(1)豪州株価指数とNZ株価指数推移(2018年9月10日現在)

9月に入り、NZ株も日米株価同様に調整地合いとなっています。NZ株は長期的な上昇トレンドラインAに支えられている一方で、加速した?の上昇トレンドラインからは離れてきています。豪州株は相変わらずゆっくりとした上昇トレンドライン内で推移しており、今月はこれまでの株高調整中で、2015年高値の赤い線まで下押す株安になっています。また、上昇の水色ライン下限にも近付く動きとなっています。

(2)為替と株価指数比

(2)為替と株価指数比

(注:上図は豪ドル/NZドル為替推移(青)と2国間株価指数比(オレンジ:「豪州株
÷NZ株」で表したもので、上方が豪州株高、下方がNZ株高)
結果、図(2)で6月まで横這っていた(豪州株高=NZ株高)オレンジ色ラインが、再度NZ株>豪州株(緑色のライン)トレンドとなっています。

豪ドル/NZドルの相場は、上図(2)の赤い線の緩やかな豪ドル高トレンドにあり、このライン内にある黒の抵抗線を越える豪ドル高に繋がっていません。引き続き、豪ドルの押し目を待って、買うスタンスが続いています。
相対株価では7月以降、豪州株安NZ株高となっているので、それ以前の豪ドル買いNZドル売りから、調整となる豪ドル売りの動きになっています。まだ暫くこの状態が続きそうです。

両国の8月金融政策で、NZ中銀は2020年まで長期に亘る現状の緩和維持見込みに対し、豪州中銀は現状維持を暫く続けるものの、先々に金融政策を動かす場合には利上げを示唆しているので、現行のNZ(政策金利1.75%)と豪州(政策金利1.50%)の金利差はいずれなくなり、将来的には金利差逆転する可能性が高くなっています。政策金利差が無くなる辺りから豪ドル堅調地合いが始まると思われます。

前回(8月時点)のレポートで、豪ドル/NZドルは

「…大きなレンジ1.05〜1.1380NZドルは変わりなく、豪ドル高トレンドを維持しています。このレンジ間の1.08〜1.1170NZドルの豪ドル高トレンドが出来ています。更に6月底値から上げたサポートが1.0900〜10NZドルにあるので、現在は豪ドル高調整中ですが、ここが目先の下値目途になっています。ここを維持できれば1.1170NZドル方向になりますが、逆にここを割れるとトレンドラインの1.08NZドルまでの下押しになります。いずれにせよ豪ドル押し目買いのスタンスは変わりませんが、金利差がネガティブなので、引き付けて買いたいところです。」としましたが、

現在も1.0550〜1.0430NZドルレンジの豪ドル上昇トレンドは変わっていません。このレンジ内で、6月底値から上げた豪ドル高トレンドラインは下抜いたので、4月から上げたサポート1.0850〜60NZドルに現在はサポートされています。ここでは1.0850〜1.1240NZドルの上昇ライン下限にいます。従い、ここを切れると1.0830〜40、1.0770〜80、1.0650〜60NZドルまでの下値余地が広がります。現状のサポートライン1.0850〜60NZドルの動きをみて下抜けた場合に引き付けて買うか、1.0940NZドルの抵抗線抜けを確認してから買う方法になります。上値抵抗線は、この1.0940越えると、1.0990、1.1020NZドルの順にあります。(9月11日14:45現在、1豪ドル=1.0907NZドル)(前回は8月14日掲載)        
(以上)

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