ユーロ軟調推移、雇用統計の余波続く(9/10夕)

週明けの東京市場でユーロは米雇用統計の余波でユーロ安値圏での取引となりました。

ユーロ軟調推移、雇用統計の余波続く(9/10夕)

ユーロ軟調推移、雇用統計の余波続く

週明けの東京市場でユーロは米雇用統計の余波でユーロ安値圏での取引となりました。
ユーロドルは日中1.15台半ばでもみ合った後、夕刻欧州勢参入に伴い一時売りが強まり1.1526の安値をつけた後、東京時間18:30現在は1.1585レベルとやや反発しています。

先週末に発表された米雇用統計では非農業部門雇用者数が20.1万人の増加、平均時給は前年比+2.9%と強めの数字となりました。これが今月の米FOMCでの利上げを裏打ちするとともに、年内2回の利上げも十分肯定しうる内容ととらえられ、米10年もの国債利回りは6bpほど高い2.94%に急上昇。為替では主要通貨に対しドル買いが優勢となり、対ユーロでは1.16割れを示現、1.15台半ばでの越週となりました。

日米欧と見渡した場合に、現時点では相対的に欧州の金融政策に不透明感が強いことを念頭にユーロが売られる展開となっており、対円でもユーロは久々に一時128円を割り込んでいます。

とはいえ、ユーロドルは引き続き当面の下限の1.15は堅持しており、21日移動平均線に絡む展開も変わらず。やや下値探りっぽくなってはいるものの、レンジ相場は継続中。
今週は木曜日にECB理事会が開催され、政策変更等は予定されていないながら、ドラギ総裁の記者会見、その後に発表されるマクロ経済見通し等にユーロ圏の現在地をマッピングすべく注目が集まる他、同日にはトルコ中銀の金融政策発表もあり週央にかけてユーロは波乱含みです。

序盤の欧州株価指数先物はほぼ全面高。本日この後大きな経済イベントは予定されていません。

ユーロ軟調推移、雇用統計の余波続く

ユーロドル日足

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